収穫と仕込み [フランスのワイン]
9月も残り一週間で終わるというのにこの猛暑でエアコン再稼働。夏真っ盛りの頃とは違うとは言え、秋じゃないことだけは確か。
さて、久しぶりにWHOの世界の新規感染者数(直近24時間)を見てみた。米国は20万人あまり。英国は3万人あまり。フランスは7千人あまり。日本はほぼ2千人とかなり少ない。銀週間のせいもあるか・・・。
気になるのはイスラエルの数字で4,800人。日本の人口の10分の1ほどなのにこの感染者数はかなり深刻。このところずっと減少せず常にこのくらいの人数が続いている。あれだけ万全のワクチン接種を実施していたのに・・・。不気味。
さて、フランスではブドウの収穫とワインの仕込みの時期が到来しました。アルザス地方のワイン農家を訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年9月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
泡の出るワイン。
とは言ってもここはシャンパーニュ地方ではありません。アルザス地方のワイン農家。
同じ発泡ワインでもシャンパン(正しくはシャンパーニュ)という名称は使えません。フランスではシャンパーニュ地方以外で作られた発泡ワインをクレマンと呼びます。
そのクレマンを作るべくブドウの収穫が始まりました。まだ朝の8時前ですが作業に取り掛かります。
ブドウの品種はピノグリ。気温が上がらないうちに収穫したほうがいいらしい。
皆さん手慣れた感じ。収穫されたブドウがトラックで運ばれていきます。
一段落したらコーヒータイム。ひょっとして朝食?
「皆、気心の知れた人たちばかりなんです」
「楽しいですよ。皆知り合いですから」
おしゃべりに夢中になってちゃだめですよ。一息入れたらまた作業の開始。
この地域はリースリング、シャルドネ、ピノなどのワインで知られていますが、4分の1ほどがクレマンを製造しているとか。
醸造所に運ばれてきたブドウが圧搾機にかけられます。
「収穫したらできるだけ早く圧搾する必要があります」
かなり大規模な農家ですね。大きなタンクがいくつも並んでいます。先祖代々続いてきた当主は7代目になるそうです。
一日の作業が終わって夕食の時間。メニューはアルザス地方の郷土料理シュークルート。皆でおしゃべりしながら食べるのにピッタリの料理です。
今年収穫されたブドウは2024年のクリスマスには皆さんの食卓に並ぶことになるそうです。
フランスの発泡ワインと言えばシャンパンですが、クレマンもかなり浸透してきたとか。どんなお味なのか一度飲んでみたいものです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、飲んでいたコーヒーに天井から蜘蛛が落ちてきた時の僕は、ウサイン・ボルトを超える速さで逃げた」
VDM(Vie de Merde)より
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