パリで一番美味しいバゲット2021 [パリ]
夜は窓を開けっ放しだとちょっと寒いくらいになってきた。
もっとも服装が夏のまま。秋の格好をするとまだちょっと暑苦しい。
そんなこんなでまもなく9月が終わる。ということは、今年ももうあと3ヶ月で終わり!やれやれ、またもやコロナで明け暮れた一年になりそうだ。
さて、本日はあのバゲットのお話。いつもは春先に発表になる「パリで一番美味しいバゲット」ですが、どうも時期が変わって9月に発表となりました。
今年はどこのパン屋さんでしょう?
”動画を再生できません”となっていますが、下記ウィンドウの”YouTubeで見る”をクリックすると、新しいウィンドが開いて番組を見ることができます。(AFPのYouTubeチャンネルで2021年9月26日に配信)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらは審査会場。ずらりと並んだバゲット。
今年は173軒のパン屋さんが出品しました。どれも同じようですが、よく見ると違ってます。
いよいよ審査が始まりました。審査員はその道のプロとパリ市民の12名で構成されています。
バゲットがバラバラに・・・。香りや色や手触りなどをチェック。重さは264〜314グラム、長さは55〜70センチと規定で決まっていて、それ意外は全部落とされます。
「この切れ目のところをよく見てください。そして規定を満たしているかどうか、長さは十分かどうかを調べます。次は切ってみて匂いを確認したら、中が蜂の巣状になっているか、色はどうなっているかを見てから試食します」
どうやらこの人、プロの方のようです。審査員に素人が6人ほどいますから最初にレクチャーするらしい。
こうして厳しい審査を経て、いよいよ優勝者の発表です。
「優勝者は、ルイイ通り54番地のパン屋Les Boulangers de Reuillyのアクラム・アクルートさんです!」
そのお店がこちら。早速テレビ局が取材に来てました。
アクラムさんはチュニジア生まれ。父の後を次いで19年前からパン作りに励んできました。
「2017年と20018年に上位10位に入っていたんです。そして今年優勝です。とても誇りに感じてます。これは決して偶然ではないですから」
優勝すると同時にバゲットを1年間エリゼ宮、つまり大統領官邸に納品する権利も獲得します。価格は一般の小売価格と同じ。毎日20本〜50本ほど納品するらしい。
そして、年間売上も15%ほど増加するとか。良いことづくめですねえ。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夫に4日ほど家を留守にすると言ったら、彼が言った。『それはつまり、僕は4回の朝食でバゲットが食べられないってこと?』」
VDM(Vie de Merde)より
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