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モン・ブランは縮む? [ローヌ=アルプ地方]

 9月も今日でおしまい。明日からは10月。

 近くのスーパーまで買い物に行く途中で公園を横切ったところ、桜の葉が枯れ葉になってはらはらと地面に落ちていった。

 とは言え、未だに服装は夏の格好。まだ秋の気温じゃない。下手に長袖や長ズボンなどに着替えると汗をかく。早く秋が深まってほしい。

 さて本日は雪山のお話。

 雪山と言えば、フランス・アルプスにそびえるモン・ブラン。”動かぬこと山の如し” と言いますが・・・。

Paris_Chamonix.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年9月28日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばk、mらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 モン・ブランは不動だと誰もが信じていますが、実はその頂上は年々地上に近づいているとか。

 「標高はどれくらいだとおもいますか?」

 「4,810メートルですよ」

 「4,808メートルぐらいじゃないかしら」

 「4,807メートルでしょ?少し低くなったのよ」

 では専門家に教えてもらいましょう。

 「今年の9月17日時点で4,807.81メートルでした」

 ということは4年前より1メートルも低くなっていることになるそうです。えっ、かなりの減り具合。

 でもどうやって高さを測るのか?

 測量の専門家を含む30人足らずのグループが実際に頂上を目指して山を登ります。頂上に到達したら、このポールを氷に突き当たるまで差し込みます。

 ということは、その上に積もった雪は計測しないということになります。つまり氷がモン・ブランの頂上ということになるようです。

 ポールの頭の部分にはアンテナが付いていて30分間、衛星からのシグナルを受信します。その結果、今週の水曜日の発表によると、モン・ブランは2017年に比べると91センチ低くなっていることが判明しました。

 原因は風と降水の他に、当然ながら地球温暖化。

 「すべての山が温められて氷が溶けているんです」と専門家。

 「夏になると落石が多くなります。石を支えていた氷が溶けて落ちやすくなってるんです」とベテランの山岳ガイド。

 ちなみに氷の下にあるはずの岩の頂上部分は標高4,792メートルと考えられています。こちらは一年間に1〜2ミリという超低速で隆起しているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、うちのニャンがエサがみつからないとしきりに訴えてきた。エサ入れを20センチほどずらしただけなのに[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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