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川にレースのカーテン [リムザン地方]

 日本でのコロナ新規感染者が急減しているから、世界はどうなっているのか気になりWHOのリポートをチェックしてみた。

 直近24時間の新規感染者数は、アメリカが10万人あまり、フランスは5千人足らず、ドイツは11,000人余り。イギリスは相変わらず多くて39000人ほど。ロシアもいつもと同じで27000人余り。それほど減っているとも思えない。あのイスラエルだって未だに2400人ほど。この急激な減り方は日本だけ?

 ちなみにこのリポートによると日本は1000人余り。ワクチン接種で高齢者への感染が抑えられたことが要因の一つか?

 ウィルスが弱体化したわけじゃなさそうなので予防対策は緩められず。

 さて、本日はアートのお話。アートと言ってもかつて地元でさかんだった手工芸と密接につながったアートです。

Paris_Tull.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはリムザン地方の都市チュール市(Tulle)。

 市の中央を流れるのがコレーズ川。近づいてみると何やらネットのようなものが見えてきました。

 なにかの保護のため?いえいえ、地元の人が見たらすぐに分かります。

 「あれはね、レースなのよ。水面のすぐ上に出来ててすごくきれいでしょ?」と女性。

 「先日パリでは凱旋門を布で包んだ作品が話題になりましたが、チュールの作品はこれですよ」と男性。

 「勇気があると思いますよ。川の水の中に入って作業してますから」と別の男性。

 こちらの女性がこの巨大レースの制作者デルフィーヌさん。

 「流れがあって冷たいです。でも困難を極めるというほどではありません。ただ、訓練は必要です」

 糸を操るようにロープを引っ掛けながらレースのように編んでいきます。

 「ロープの長さはどれくらいなの?」と見物人。

 「8キロほどあります」とデルフィーヌさん。

 しばらくするとこの地方独特の幾何学模様が現れました。それぞれの模様には名前が付けられているようです。

 こちらはレース保存会。20人くらいが針と糸を使ってルイ14世時代のレースを再現しています。

 「小さいのでも一つ作るのに最低でも3〜4時間かかります。でも手作りは楽しいですよ」と会長さん。

 完成したレースがこちら。色々種類も豊富ですね。しかもどれも美しい。この透明感が特徴だそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、思い切って穴の開いたジーパンを履いてでかけた。バスに乗って座っていると向かいのおばあちゃんがバッグから針と糸を取り出して言った『あらあら、繕いましょうねぇ〜』」

VDM(Vie de Merde)より


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