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30ユーロで晩ご飯153 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はピッツァ職人のジョルジュさんが、ピッツァをベースにした料理でチャレンジしてくれます。もちろんフルメニュー。

 では、スタート!

Paris_Vence.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ジョルジュさんのお店がこのフードトラック。ここが定位置。評判も上々のようです。

 では30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 まずはこちらのお店でチョリソーとヤギのチーズを購入。合計で7ユーロ、残りは23ユーロ。

 次は八百屋さんでトマト、ナス、ズッキーニを購入。味も大事ですが、見た目も美しいのがいいとか。これが合計で10ユーロ。残りは13ユーロ。

 次は市場の中にある魚屋さんでピサラ(pissala)を購入。ピサラはニース生まれの調味料。イワシもしくはアンチョビに塩・コショウ、オリーブ油、香辛料を加えて混ぜたもの。そしてエビも購入。合計で9.90ユーロで残りが3.10ユーロ。

 最後に食料品店でモッツァレラチーズを3ユーロで購入。予算内に収まりました。ではキッチンで調理の開始!

 まずはメインのピッツァ。

 野菜をスライスして前もってオーブンで焼きます。

 「ピッツァの焼き時間は2分30秒。野菜に火が通るのは12分ちょっとかかります」

 生のまま生地に乗せると生焼けになるってことですね。

 次は生地づくり。とは言っても前日から用意してあるのでそれを使います。生地の広げ方は、こうやって手の平を少しずつ早く回転させていきます。ああ、なるほどね。こうやればきれいな丸になります。生地を空中で回転させるのは単なる見世物ではないそうです。

 「変なものがまざらないから空中で広げるのがいいんです」

 生地が広がったらソースを塗って予め火を通しておいた野菜をのせ、チョリソーやエビをトッピング。これを焼いたら出来上がり。

 ジョルジュさんによると、ピッツァはナポリで生まれ、フードトラックのピッツァはマルセイユ生まれだとか。

 それはともかく、次は前菜のピッツァ。

 生地の上にピサラを塗ったら玉ねぎを煮詰めたものをのせて包んでオーブンで焼きます。

 デザートは、生地にヤギのチーズとイチジクのジャムをのせ、松の実をちらして包んだらオープンで焼きます。

 これで前菜とメインとデザートのピッツァが出来上がりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、電子レンジが壊れて買い換えなくてはならない。壊れたレンジをよく調べたらグリル機能が付いていたことに気がついた。この3年、ピッツァがあまりにまずいのでいつも頭にきてたっけ・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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