週末はニオールで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス西部の都市ニオール(Niort)を旅します。パリからは高速列車で約2時間。
観光地としてはあまり聞いたことがない都市ですが、どんなところなんでしょう?
では出発!

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ニオールと言えば、この3つは保険会社。親戚を当たれば必ず数人はこれらの会社で働いているとか。保険会社の都みたいなところですね。
一方、こんな広い公園があることでも知られています(緑印)。ここは市民にとっては生活に欠かせない場所。
「ここで待ち合わせて、それから繁華街に飲みに行きます」と女性。
「だいたいのことがここから始まってますよ」とご夫婦。
ファーストキスもここからかな?
どうもここはかつて大きな駐車場があったようです。再開発で公園に生まれ変わったらしい。
ニオールに来たら必ず見ておきたい場所がこちら(ブロンズ色印)。2匹のドラゴンが通りを占領しています。今から30年ほど前に設置されました。
「16世紀か17世紀、2匹のドラゴンがこの街にやってきて夜ふかししている女や子供を食べたという逸話が残っているんです」
口から火を吹いて恐ろしい。しかしこのドラゴン、その後勇敢な騎士に退治されたとか。
次はかつてのある産業の跡地にやってきました(青印)。
「1930年頃、ここにはカモシカの革を扱う産業で1000人ほどの労働者が働いていました。フランスの革の手袋の4分の1を生産していたんです」
当時のオーナーはサッカーチームを創設するほどの財力があったようです。現在は多目的公園として市民の憩いの場やイベント会場などに利用されているそうです。
さて次は自然公園に行ってみましょう(黄緑印)。散策はボートで。しかも船頭のダヴィッドさんが飼育するヤギも一緒です。ゆく先々でも牛や馬や鳥などの動物に出会えます。
自然を満喫したところで今晩の宿へと向かいましょう(赤印)。こちらの建物、メグレ警視テレビシリーズのメグレ役で知られる俳優さんが生まれた家だとかで、こちらのお部屋はその俳優さんの名前が付けられています。一泊82ユーロ。
翌日はニオールへ戻りましょう。こちらのレストランで昼食をいただきます(オレンジ印)。ルバーブを使った料理がスペシャリテ。地元で穫れた川魚と一緒にいただきます。フルメニューで29ユーロ。
お腹が一杯になったらちょっと変わった場所に行ってみましょう。それはこちらの建物。幅が1.9メートルしかありません。こちらのマダムにお願いして中を見せてもらいましょう。確かに幅がこんなです。その代わり上は3階くらいまであります。購入した当初はベッドなどの家具がこんなふうに置かれていたそうです。フランスで最も狭い家の一つだとか。
ニオールは、この歌で有名なパスタの生みの親、ジャン・パンザニが住んでいたことでも知られています。パンザニはイタリアからの移民でした。
「彼は戦後ニオールに戻ってくると両親の家の屋根裏部屋で手作りのパスタを発明しました」
あのパスタがこんなところで生まれたとは知らなかったあ〜。
最後は、こんなところでゲームを楽しむことに。カナダからの輸入物。なんだかちょっと危険な感じ。最後はどうにか的に当たりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が家を出ていった。私が『ドラゴンボールZなんて単なるアニメでしょ』って言ったからだ」
VDM(Vie de Merde)より
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