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30ユーロで晩ご飯154 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今回はテレビ番組マスターシェフの元ファイナリストだったフィリップ・ムジュロンさんが、鴨肉とセープ茸を使った秋にふさわしい料理で挑戦してくれます。

 では、スタート!

Paris_Cubjac.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月16日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはペリゴール地方の小さな町。フィリップさんの故郷であり、今も暮らしている町です。

 向こうからそのフィリップさんが買い物かごを手にやってきました。早速30ユーロ渡して材料を揃えていただきましょいう。

 30ユーロ以内で高級食材を手に入れるのは簡単ではなさそうです。

 市場にやってきました。セープ茸はまだちょっと早すぎてなかなか見つかりません。やっとこちらのお店にあるのを見つけましたが少々お高め。とりあえずカボチャとムスクを購入。これが合計で3.60ユーロ、残りは26.40ユーロ。

 カボチャはヴルテにします。ヴルテはカボチャを鴨のガラと一緒にブイヨンで煮込んで作ります。

 というわけで、こちらのお店で鴨のガラを購入。試しにセープ茸があるかどうか聞いてみると、なんとあるというではありませんか。しかもさっきのお店より安くてりっぱ。買っちゃいましょう。鴨ガラと合わせて8.20ユーロ。残りは18.20ユーロ。

 次はメイン料理に使うマグレ(鴨の胸肉)を求めてお肉屋さんへ。マグレ2枚購入で12.38ユーロ。さすがに高額。残金は5.82ユーロ。

 最後はデザート用のリンゴを1.30ユーロで購入。さらに発酵バターを2.00ユーロで購入。手元には2.52ユーロが残って予算内に収まりました。

 では、フィリップさんのお宅で調理の開始・・・ちょっとその前に、デザート用にお庭のイチジクを拝借しましょう。

 それでは材料の下準備から。

 カボチャは皮をむき、セープ茸は汚れを拭き取り、石づきを取り除いたらスライスします。

 マグレは皮の部分にナイフで切り目を入れます。脂の乗った胸肉。火が通り始めると切り目の間から溶けた脂がじわじわ出てくるそうです。

 ああ、そういうことか。それでいつもこんな切り目がついてるんですね。

 鉄鍋を火にかけたら鴨の脂を引きセープ茸を炒めます。これを焼いたマグレのスライスと一緒に盛り付けたらメイン料理の出来上がり。

 前菜のヴルテはこんな具合に仕上がりました。真ん中に浮いているのはスライスしたセープ茸。

 デザートは焼きリンゴにイチジクとクランブルをのせたもの。

 せっかくですからお庭のテーブルでいただくことにしましょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、うちの息子が帰宅すると不機嫌そうに言った。『このカボチャ、ハロウィン用にしちゃあずいぶん小さいよ』息子よ、これはカボチャじゃないよグレープフルーツだよ。」

VDM(Vie de Merde)より


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