30ユーロで晩ご飯155 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、テレビやラジオの司会者であり、プロの料理人としての資格もあり、料理本も執筆するというマルチでご活躍のローラン・マリオットさん。以前に2回この番組に出演したことがあります。今回はどんな料理を作ってくれるんでしょうか?
では、スタート!

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年10月23日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはエピナルのヴォージュ広場。あれ〜、カフェでコーヒーをお飲みになってます。
「いつも安くて美味しくてお腹いっぱい食べられるはずとおっしゃってますが、本当ですか?」
「もちろんですよ。今はちょうど旬のものが溢れてますからなおさらです」
では、30ユーロを渡してできるだけ安くてリッチな料理を作るべく材料を揃えていただきましょう。
やってきたのは市場。こちらの八百屋さんで、キャベツ、玉ねぎ、リンゴを購入。これが全部で6.76ユーロで残りは23.24ユーロ。メイン料理はどうもキャベツの詰め物料理になるようです。
さて次はその詰め物の具を求めてお肉屋さんにやってきました。ソーセージミートを購入。すでにエシャロット、パセリ、塩・コショウで味付けしてあります。これが5.36ユーロで残りは17.88ユーロ。
最後は乳製品のお店で、玉子と牛乳を購入。これが3.70ユーロで残りは14.18ユーロ。これでお買い物は終了です。
えっ、予算の半分近くがまだ残ってますがそれで終わり?記録的な数字!
ま、とにかく調理の開始。
まずはミルクとお米のデザートから。
あれ?お米買ってなかったような・・・。そうか、家にあるものを使えば節約になるというわけですね。
鍋にミルクとシナモンなどの香辛料を入れ、砂糖とお米を加えてかき混ぜたら40分ほどとろ火で煮込みます。とろっとなったところでお皿に盛り付け、千切りのリンゴをトッピングして出来上がり。
次は前菜。
マヨネーズを作ります。その間に鍋で玉子をゆでます。固ゆでです。マヨネーズに濃縮トマトとパプリカ少々を加えます。ゆで玉子の黄身をつぶしてソースに混ぜたら、また詰め直します。最後にパセリを飾ったら出来上がり。かわいい!
最後はメインのキャベツの詰め物料理。
キャベツを塩を加えたお湯でさっと湯がきます。玉ねぎをみじん切りにしたら、パンのクズを混ぜ合わせます。こうすると柔らかい口当たりになるそうです。さらにキャベツの芯も細かく切って加えたら、フライパンで炒めます。ここに庭に生えているローズマリーを加えるとワンランク上の味が楽しめるとか。
これをお肉と混ぜ合わせたら具の出来上がり。4つに分けてキャベツの葉で包みブイヨンに浸してオーブンで火を通します。
シンプルだけどお腹いっぱいになりそうなお料理でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、20才の妹が電話してきて固ゆで玉子の作り方を聞いてきた。『鍋に入れる時間は3分?10分?』教えて電話を切ってしばらくするとまたかけてきた。『水の中に入れるんだっけ?それとも水なし?』」
VDM(Vie de Merde)より
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