SSブログ

トリコロールが変わった [トピックニュース]

 フランスの国旗といえば、青、白、赤の三色。最近、ここにちょっとした異変が・・・。

Flag of France (1958–1976)


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年11月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 パリのグランパレにたなびくフランス国旗。これはこれまで使われてきた従来の国旗。

 そしてアンバリッドには新しい国旗が掲揚されています。

 2つを比べてみると、青がどことなく違っているのがわかります。新しい方の青は少し黒みがかっています。国旗なのにこれだけ違っていいのでしょうか?

 「フランスの国旗については憲法に明記されています。それによると、フランスの国旗は青、白、赤である、と書かれていますが、それ以上のことは書かれていません。例えば、色の微妙な違いなどは何も明記されていません」と専門家。

 確かに色というのは微妙な違いがありますね。青と言っても様々な青があります。

 そこで2020年の7月、マクロン大統領は、この青を革命時代のブルーマリンに戻すことを決めました。

 それで思い出すのがドラクロワのこの絵。国旗の青はどうなっているかというと、こんな色をしています。やはりやや黒みがかっています。

 今月11日に凱旋門で行われた第一次世界大戦におけるドイツと連合国の休戦協定の記念式典でも、この国旗が使われていました。

 それにしてもどうしてまた変わったんでしょうか?ある大統領顧問によれば ”動かしがたい歴史的伝統に刻み込まれた青” なんだそうです。

 では、その前の青は誰がいつ決めたのか?

 それは、1967年、当時の仏大統領だったジスカール・デスタンが欧州との調和を願って明るめの青を使うことに決めたとか。

 その青をマクロン大統領が元の青に戻したということになります。

 そうなると公共施設には全てこの青を使った国旗を掲揚する必要があるということになりそうな・・・。

 いやいや、そんなことはないそうです。政府はこの青が望ましいとは言っていますが、必ずこの青を使えと強制はしていません。

 ということは微妙に青が違っている国旗が様々な場所で風にはためくということになりそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、寝起きだったせいか、ヨーグルトにいちごジャムを入れるつもりがボロネーゼソースを入れてしまった。色は同じでも味は全然違う [ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


nice!(31)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

nice! 31

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。