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クロック・ムッシュー [フランスのグルメ]

 来年、大統領選を控えるフランス。少なくとも女性3人が立候補する可能性が高くなってきた。

 一人はすでに決定しているヴァレリー・ペクレス。そしてあのマリーヌ・ル=ペン、もう一人は現パリ市長のアンヌ・イダルゴ。

 あとはマクロンとかメランションとかの男性陣が出てくるんだろう。

 それはさておき、月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。

 本日は、フランス伝統の軽食、クロック・ムッシューのお話。

croque.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年12月4日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはとあるお宅の日曜日の夕食。これがクロック・ムッシュー。

 時間がなかったり献立のアイデアが湧いてこなかったりした時にこれが一番活躍します。

 「う〜ん、美味しい!」と息子。

 手間いらずの上に食べる人も満足なら言うことありません。

 作り方は人によって様々。こちらのお宅では、まずパンにベシャメルソースを塗ったら、順にチェダーチーズ、ハム、エメンタールチーズをのせてサンドイッチにします。これを焼いてホットサンドにしたら出来上がり。

 「今作ったのが基本で、中の具はそれぞれ好きなものを入れて変化をつけます」とママ。

 一方、こちらはブラッスリーの厨房。クロック・ムッシューを作っているようですが、さっきのと比べるとなんだか豪華。

 「ハムをたっぷりはさみますよ」とシェフ。

 しかもパンもドーナツ型で洒落てます。

 こちらの方はクロック・ムッシューについての本を出版するほど詳しい方。さっそく試食してみましょう。

 「う〜ん、カリカリっとして美味しいですね」

 あちこちのお店で食べては写真に撮ります。こちらのお店のはこんな感じ。

 「日本のカツサンドをヒントに作ったんだ」

 ああ、たしかにそんな感じ。下の方にチーズが入っているから、チーズカツサンドですな。

 駅の売店でも手に入りますから車中で食べることもできます。

 一方、こちらは専門店。しかもシェフ・エトワレが作ったクロック・ムッシュー。種類も10種類ほどあって、パリで一番売れているのがこれ。

 「ドライトマトやピストゥーソースを加えています」

 さすが2つも星を獲得しているシェフの作るクロックはシンプルでありながらも洗練されています。行って食べてみたい!

 クロック・ムッシューが生まれたのは1910年のこと。当時バゲットが不足していたことがきっかけで、パリのとあるカフェで発明された料理なのでした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、クロック・ムッシューを温め直そうと学食の電子レンジに放り込んでスイッチを入れた。すると焦げ臭い匂いがして炎が上がり大惨事に・・・。しばらく学食にはいけそうもない[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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