モミの木の炎 [アルザス地方]
北京オリンピックは東京より楽だろうと思っていたけど、とんでもなかった。
新型コロナウィルスはそう簡単には収まってくれそうもない。パリ五輪は大丈夫なんだろうか?ここからもう2年も続くなんて御免だ。
さて、年末年始の2大イベントも終わった頃、アルザス地方では毎年こんな行事が行われているそうです。
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クリスマスツリーに使われたモミの木、役割を終えると一箇所に集められます。そして大きな炎に生まれ変わります。
これだけの炎を見る機会はなかなかないですね。
「この時期になると必ず行われる行事ですよ」
「炎を見ながら新しい年がいい年になるようにと願うんです」
この日は朝から村人たちがこの場所にモミの木を集めていました。ちょうど薪の形になるように積み上げます。
なんだか無造作に投げてるように見えますが、大きくきれいな炎にするためにはそれなりの積み上げ方が大事です。
日が沈む頃になると、火が付けられます。
「いい年になるようにお願いするんです」と女の子。
「村人たちの交流の場にもなってるんですよ」と男性。
炎を見た後はこうしてホットワインを飲みながら新しい年をお祝いします。
「あっちはホットワイン、こっちはココアです」と消防隊員。
どちらも身体が温まりますね。それに消防隊員が現場にいてくれるというのもいいですね。安心してモミの木を燃やすことができます。
用意されているのは飲み物だけではありません。こちらはタルト・フランベ。ピッツァのようでピッツァではない郷土料理。お腹もいっぱいになりそう。
大きな炎の周りを取り囲む村人たち。
「クリスマスの後に村人全員が顔を合わせる楽しいお祭りです」と男性。
大きな炎が風に煽られ火の粉が飛び散っています。大丈夫かなと思ったら消防士さん登場。安全は確保されているようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、やっとツリーの飾り付けが完成した。今晩こそは誰も触るなよと思っていたら、うちのニャンがやらかしていた。なにしろイルミネーションをかじって吐いた跡が点々と居間に残されていたのだった」
VDM(Vie de Merde)より
これは日本版どんど焼き・左義長ですね。日本では
習字を燃やして腕が上がるように祈ったりしますが
こっちはそんな祈りみたいなのはないのでしょうか?
by t-toshi (2022-01-11 13:51)
t-toshiさま
そうですね。日本ならどんど焼き。
あちらは、日本風に言えば、家内安全、五穀豊穣ですかね(笑)。もしかしたら、子どもたちはそれぞれに何か願い事をしたかもしれませんね。
by carotte (2022-01-12 14:14)