ルミナリオス [スペイン]
わが家ではテレビを見ながら「感染拡大が止まりません、って言うなよ。感染拡大が続いています、って言えよ。車みたいにブレーキ踏みゃあ止まるってもんじゃないだから」とぼやいている。
東京の新規感染者が1万人を超えたが、まだしばらくは増加が続きそうだ。ニュースを見ていると自分が感染したわけでもないのに感染したような気分になってくるからイヤだ。
それはともかく、日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。
今回はスペインの小さな村の伝統行事を見てみましょう。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月18日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
炎の中を走り抜ける馬たち。普通は怖がって暴れるところですが、躊躇なく炎の中へ入って行きます。
こうして炎で清められ、一年間健康で過ごせるらしい。何世紀にも渡って継承されてきた伝統の行事です。
そう言えば、日本にも焚き火の上を歩いて無病息災というようなのがありますね。
「他にはない伝統です。私は父から教わりながら5才か6才の頃から馬に乗っています」と女性騎手。
考えてみると、騎手だって危険を顧みず馬と一緒に炎の中を走りけるのですから勇気が要ります。
このルミナリオスと呼ばれる伝統の火くぐりが行われるようになったのは17世紀のこと。
当時、伝染病で馬たちが次々と死んでいき、その亡骸を火で焼くことで伝染病を終息させることができたとか。
そのため、炎が巻き上げる煙は救いと考えられるようになりました。
映像をよく見てみると、どうも一箇所ではなくあちこちでやってるようです。
「住民にとっては特別なお祭りなんです。他にはない素晴らしいお祭りだと思います」と女性。
昨年はコロナで中止になりましたが、今年は無事に開催されました。
「続けていくことが大切です。そうしないと伝統が消えてしまいますからね」と男性。
炎の中をものともせず走り抜ける馬は、事前にトレーニングを受けているそうです。
動物愛護団体からの抗議の声に騎手たちは、炎の中を通るのは数秒だけ、馬にとって危険でも苦痛でもないとおっしゃっているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私の愛馬は、障害競技に出場した。私を乗せずに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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