礼拝堂としいたけ [ペイ・ドゥ・ラ・ロワール地方]
ここまで感染が広がると身近なところに感染者や濃厚接触者が現れるから、なんとなく身の危険を感じる。
状況が好転して人が気を許して自由を謳歌し始めると必ず始まる感染拡大。人間の社会を壊すために現れた悪魔みたいなウイルス。いらいらっとする。
いらいらっとしても逆に免疫力を落とすだけ。平常心で暮らしていくしかない。
さて、フランス西部の都市ナントにこんな礼拝堂があるそうです。
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映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
礼拝堂の柱から天使が見ているのは、しいたけ。
ここはナントの中心部にある19世紀の礼拝堂。カミーユさん(28才)は、ここでしいたけの栽培をはじめました。
「19世紀にはすぐ隣にで暮らしていた修道女たちが祈りの場所として使っていましたが、経済状態が思わしくなくなり私企業に売却され学校になる予定でした」とカミーユさん。
しかし学校はできず、最終的にナント市が買い上げたものの、これと行った計画もなく空き家状態が続いていました。
そこで、しいたけ栽培のために借りたのがカミーユさんとその仲間たち。礼拝堂の中は気温が一定できのこの栽培には理想的な場所でした。
そして近所の人たちが買いに来るようになりました。
「うちのアパートからここの様子が見えるんですよ。食べてみたら美味しかったの」と女性。
また、一週間に2回は小売店に納品することになっています。
こちらはマノンさんの食料品店。数ヶ月くらい前にオープンしました。1キロで14ユーロということは、100グラムで1.4ユーロ。約190円。
さらにレストランにも納品しています。
「うちから200メートルほどで近いんですよ」とお店の方。
そして礼拝堂は、毎週金曜日にはプチ市場に変身。街のあちこちからお客さんがやってきます。
静まり返っていた空き家がにぎやかになりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、脚立に登ってキノコを収穫した。うちではバスルームの天井に定期的にキノコがはえる」
VDM(Vie de Merde)より
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