週末は炭鉱地帯で [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス北部の元炭鉱地帯を旅します。パリからその中心地ランス(Lens)までは高速列車で1時間20分ほど。
では出発!

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月22日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
スニーカーで坂を登る旅人。ここは炭鉱につきもののボタ山。地上186メートルの頂上からは360度の眺めを楽しむことができます。
下山して最初に訪ねたのが炭鉱歴史センター(青印)。かつて40年に渡って石炭が掘り出されていた場所です。
まずはヘルメットを装着してガイドのステファヌさんと一緒に中に入ってみましょう。かつての作業の様子が再現されています。どうやら大人がつるはしで石炭を掘り出し、それを子どもたちが拾って箱に集めていたようです。
ここから30キロほどのところにあるランスの街に、面白い料理を食べさせてくれるお店があるそうなので行ってみましょう。それがこのお店(オレンジ印)。インテリアは炭鉱に因んだもので飾られています。
当然、料理も炭鉱に因んだもの。地元産のチーズ ”マロワル” に溶き玉子を絡めて黒いパン粉をまぶし油であげます。そうすると、まるで石炭のよう!石炭にナイフを入れてみると、とろけたチーズがとろりと出てきます。チコリと一緒に食べたら美味しそう。しかし、黒いパン粉はどうやって作るのか???イカスミ???
お腹がいっぱいになったら、夜のランスを散策してみましょう。人通りの少ない通りの向こうから突然にぎやかな声が聞こえてきます。ここはスポーツバー。どうやらランスにはサッカーのクラブチームがあるようで、この方々はそのサポーター。ワールドカップなみに熱い応援です。
しかし、オミクロン株感染拡大の真っ最中にマスクもしないでこの有様。感染拡大するのも当たり前。しょうがないなあ〜。
さて、翌日は美術鑑賞から始めましょう(赤印)。ランスにルーブル美術館の別館があるとは知りませんでした。今は12ユーロでピカソの作品を堪能することができます。
一方、宿泊はちょっと変わった場所にしました(緑印)。ここは炭鉱で働く人たちの家族が暮らすために、19世紀中頃に作られた団地です。なぜにこんな名前がつけられているかというと、団地内にある通りに、アンペアなど電気にまつわる名前がつけられているかららしい。ここも一種の民泊みたいなところ。
広々としたお部屋でくつろいだら、スキーをしに出かけましょう。こんなところに雪山があるのか?と思ったら、なにやら人工的なスキー場になっていました(水色印)。全長320メートルのゲレンデは様々なスキーを楽しむことができます。どうも特殊な繊維を使って作られたスキー場のようです。
最後は、もう一度空からボタ山を眺めて旅の終わりとなりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「この2年、有給休暇も取らずコロナに感染することもなく、やっとスキーに出かけようとした日の前日に、陽性になってしまった
」
![[もうやだ~(悲しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/143.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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