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30ユーロで晩ご飯163 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。

 30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 今週の2月2日はキリスト教の聖燭祭の日で、フランスではクレープを食べる日。地域に寄っては別のものを食べるところもあるようですが・・・。

 そこで今回はクレープでチャレンジしてもらいます。

 では、スタート!

Paris_Kerlouan.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年1月29日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはブルターニュ地方でクレープリーを営業しているカトリーヌさん。見惚れるくらいの手際のよさでクレープを作っています。何しろこの道30年。

 では早速30ユーロを渡して材料をそろえていただきましょう。

 まずは小麦とそば粉の製造所に向かいます。ここで、小麦粉、そば粉、栗粉を2ユーロで購入。残りは28ユーロ。

 次は、搾りたての牛乳とクレソンを一束購入。これが2ユーロで残りは26ユーロ。

 残りの材料は市場で入手します。乳製品のお店で、玉子、生クリーム、バターを購入。合計で6.20ユーロ。残りは19.80ユーロ。

 次は魚屋さんにやってきました。何を買うかと言えば、帆立貝。クレソンのムースと一緒に食べると美味しいらしい。帆立貝4つで7.88ユーロ、残りは11.92ユーロ。

 さらに八百屋さんで昔の品種の野菜をいくつか購入。これが3.40ユーロで残りは8.52ユーロ。

 加工肉のお店でブーダンノワール(豚の血で作られたソーセージ)を購入。これが3.30ユーロで残りが5.22ユーロ。

 最後は食料品店でりんごとりんごジュースと砂糖を4.55ユーロで購入。

 予算をほぼ使い切りました。では厨房で調理の開始!

 まずは生地作り。

 ボールに玉子をよく溶いて牛乳を少々と砂糖を加えたら、最後に小麦粉を投入。ある程度混ざったところで、さらに牛乳とりんごジュースを加えよく混ぜ合わせたら、常温で1時間ほど休ませます。

 もう一つ、そば粉の生地も用意します。カトリーヌさん、手で生地を練ってました。出来上がった生地でガレットを作ったら、帆立貝の殻にかぶせて形を整えレンジでチン。水分の抜けたガレットがパリパリになりました。ここにクレソンのムースとさっと焼いたホタテ貝をのせたら前菜の出来上がり。

 次はメイン料理。

 ガレットを焼いたらブーダンノワール、白人参のピュレ、クレソン、りんごのスライスをのせて出来上がり。クレソンをあんなふうに盛り付けるのは面白いですね。

 最後はデザート。

 先ほど休ませておいた生地でクレープを焼きます。お皿に取ったら塩バターキャラメルソースを垂らして出来上がり。ソースがケルトのシンボルマークになってました。


******* フランス人のつぶやき *******

「本日は私の誕生日。夫と娘が朝食にクレープを作ってくれた。で、食べ終わると二人はリビングでおしゃべり。私はテーブルを片付け、お皿洗いをして、こぼれた生地を拭いて・・・あと片付け[バッド(下向き矢印)]

VDM(Vie de Merde)より


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コメント 2

t-toshi

これはガレットですねえ。蕎麦の実も当然
日本と同じ形です。本県ではこの実そのまま
を食べる「蕎麦汁」のが郷土料理です。
by t-toshi (2022-01-31 12:55) 

carotte

t-toshiさま
はい、ガレットです。そばの実をそのままで食べると言う話はどこかで聞いたことがあります。
フランスのそば粉は、ほとんどがカナダなどからそばの実を輸入して作っているらしいですが、それではいかん!というわけで、ブルターニュでも栽培が始まったそうです。
by carotte (2022-01-31 13:33) 

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