永遠のクロック・ムッシュー [フランスのグルメ]
先日、半年に一回のMRI検査を受けてきた。型の中に頭を沈めて、お腹の当たりに重しのようなバンドをのせられ、狭っ苦しい筒の中に入ると、さすがにちょっと「出してくれ!」と言いたくなる。
ところが、息を吐いて止める!を何度か繰り返し、そのうち「ここからはできるだけ規則正しく普通に息をしてください」と言われ、そのとおりにやっているうちに身体がリラックスして終いには眠りこけそうになってしまう。
結局のところ、これはマインドフルネスをやってるのと同じじゃないか?
ストレスの解消法の一つで、一つのことに集中するとアルファ波が出て何かと良いらしい。ただし、寝てしまうとファルファ波は消えるそうだ。
それはさておき、本日もグルメのお話。

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年2月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
周りはカリカリで内側はふんわり柔らか。これがフランスの庶民の味クロック・ムッシュー。
「とろけたチーズにパンとハム。これが好きなんです」と地元の女性。
「私は昨日フランス来たばかりなんですが、クロック・ムッシューはフランスの食べ物でしょ。だから食べてみようと思ったんです」と外国人観光客。
基本はチーズとパンとハムがあれば作れるシンプルな料理。但し、ここにちょっとしたアレンジを加えれば、そのお店の味になります。
ここでは、オーベルニュ産のハム、ジュラ地方のチーズを使い、パンにベシャメルソースをたっぷり塗るのが人気の秘密。お値段はサラダとフライドポテトのセットで10ユーロ。
一方、こちらはホテル・ジョルジュサンクのレストラン。なにやら高級感が漂います・・・。
ここではベシャメルソースに黒トリュフを混ぜたものをパンに塗っています。更にスライスしたものもふりかけます。焼き上がった後にもトリュフを贅沢にトッピング!
「1910年、パリのカプシーヌ通りにあるカフェの主人が、サンドイッチの中に挟んであるのはなんだ?と客に聞かれ、目立とう精神の冗談で「人の肉ですよ、人間をかじってみてください」と言ったのがこの料理の呼名の始まりだとか。
つまり、クロック・ムッシューは、人をかりかりかじる、という意味。
う〜む、本当かな・・・。どうもこれも諸説あるようです。
さて、こちらのお店はその専門店。どことなくファーストフード店風。
「クロック・ムッシューの面白いところは、様々なソースをアレンジできることです」
ベシャメルソースだけではなくいろいろなソースがあるようです。小さいお店ですが若い人で満員です。人気あるんですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、2本の歯が割れてしまった。一つは固いパンをかじったため。もう一つはその割れた歯をかじったため
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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