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豚の放牧? [地方の小さなできごと]

 今年の2月22日は相当すごい日だったようだ。

 同じ数字が6つ並ぶのは300年に一度しかやってこないらしい。

 さらに、日本式の日付の並びだと”2022.02.22”になるが、フランス式なら”22.02.2022”。 なんと左右対称!

 そんなことにも気づかず、スーパー猫の日だあ〜とかなんとか言いながらヘラヘラしてた。何か大切なものを置き忘れてしまったような気がしてくる。

 それはともかくとして、今回は豚くんたちのお話。

Paris_Marignane.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年2月22日に放送)動画が見られない場合はこちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここは地中海沿いの小さな町マリニャンヌ(Marignane)。黒豚くんたちがのんびりと車道を渡っていきます。車はこの動物たちが渡り終えるのをじっと待ちます。

 この辺りは牧草地帯ではなく工場地帯。動物が暮らすような場所ではありません。

 物珍しさもあって毎日ここにきては眺めている近隣の人たちもいます。

 「まさかこれは夢をみてるんじゃないかと思ったよ。でもかわいいじゃないか」と男性。

 「私は動物が好きだから楽しいわ」と女性。

 写真におさめるドライバーもいます。

 しかし、なぜにこんなところにこれだけの数の豚がいるのか・・・。

 ある自動車関連の製品を作る工場が、最初は10匹ほどの豚を森で放し飼いにしていたとか。

 それが問題になり、柵を作ってその中で飼い始めた。そうしたら繁殖して数がどんどん増えていったらしい。

 そのうち柵に取り付けられた鍵を壊す不届き者がいて、豚が外に飛び出し、毎日のように放し飼い状態になってしまうのだそうです。

 禁止されているにも関わらず豚に餌を与える人もいて、車の事故にも繋がりかねないため、市が対策に乗り出しました。

 まずは個体数を増やさないために雄豚の避妊手術を実施することになっています。

 これで安心というわけですが、その費用がなんと一匹当たり200ユーロ!

 全て市が負担することになっているそうです。やれやれですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、誰かが金庫の鍵を壊して、私の豚のぬいぐるみ3体を盗んでいった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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