南仏のミモザ [コート・ダジュール地方]
フランスのTVニュースは、ロシアのウクライナ侵攻一色で全滅・・・と思っていたら、こんな明るい話題がありました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年2月22日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック。
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
えっ、まさかこれは夏の映像???
いや、やっぱり冬の映像でした。ミモザがこれだけ咲いているということは冬ですね。
南仏は冬でも日差しがあって、山を登ると暑さでひと汗かいてしまうかもしれません。
こちらの方々はミモザ見物にやってきた観光客の皆さま。
19世紀にオーストラリアから南仏にやってきたミモザ。青い空に浮かぶ黄色の紙吹雪のよう。
農園で育てられているミモザもありますが、ここにあるのは野生のミモザ。栽培されていた場所から飛び出して自然の中で繁殖を遂げたようです。植物の生命力ってすごい。
町の市場へ行ってみると、花屋を経営しているダニエルさんがミモザを無料で配っていました。
「うちに咲いてたミモザですよ。皆に配ると喜ばれるので、私も嬉しくなるんですよ」
ミモザの帽子が似合ってますね。
確かに皆さん、ミモザの花を手に幸せそうです。うちにも一つ欲しいくらい。
町は14日間に渡って続くミモザ週間の真っ最中。
ケーキ屋さんに行ってみるとミモザのケーキが並んでいます。厨房で作り方を見せてもらいました。
タルトの中には生クリームとキャラメリゼしたピーナッツが入っています。オレンジ花水で香りをつけるそうです。周りにまぶしているのはアーモンド。
早速、試食している方がいらっしゃいました。ちょっと食べにくそう。でも、美味しいそうです。
この2週間をすぎると花はおしまいになってしまうそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、花瓶の近くで口笛を吹いていたら、そこを飛び回っていたミツバチ一匹を吸い込みそうになった」
VDM(Vie de Merde)より
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