週末はレ・ボージュで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末。
今回はフランスアルプスの一角をなすレ・ボージュ山岳地帯を旅します。地図でみると北にアヌシー、東にアルベールヴィル、西にエクス=レ=バンのある山岳地帯です。
パリからは車で6時間弱。列車ならアヌシーまでTGVで3時間40分ほど。そこからバスを乗り継いで山岳地帯へ。
今回はワイルドな旅になりそうです。では出発!

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年2月19日に放送)動画が見られない場合は→こちらをクリック。
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
断崖絶壁の続く山々。フルスクリーンで見るとかなりの迫力。地上だけでなく地下にも大自然が広がっているようです。
まずは雪道を犬ぞりで走ってみましょう。料金は50ユーロ。おお、かなりのスピードで走り抜けていきます。のんびり走れば美しい雪山の風景を楽しむこともできます。
次はチーズの生産者を訪ねます(青印)。トムと呼ばれるハードタイプのチーズを作っています。熟成させるとこんな具合になります。カビが全体を覆っています。想像していたよりは小ぶり。
試食もできますが、隣のレストランでしっかり頂いてみましょう。チーズがとろりととろけたこの料理、マトゥイユ(matouille)と言うそうです。ジャガイモやパンにつけて食べたら美味しそう。
さて、お腹が一杯になったら、お城の見学にでかけましょう(赤印)。崖の上に作られた大きな城塞です。建てられたのは10世紀頃。アルプスへの通行をここで見張っていたようです。塔から見える山々は中世の頃から変わっていないかもしれません。
今から150年前に今の所有者のご先祖が廃墟になっていた城を再建したのだそうです。お城の見学は9ユーロ。中世を思う存分味わうことができます。
次は少し変わったところに行ってみましょう。そこは山の中にある洞窟。この手の空洞はレ・ボージュ地方で1600箇所もあるそうですが、中でもここは最大だそうです。見学の途中では軽い食事もできます。ワインで乾杯!
あちこち見て回った後は、なんとここにテントを張って一泊するそうです。お供はコウモリたち。料金は一泊で150ユーロ。熟睡できるのかな・・・。
翌朝は地上に戻ってこんな工房を訪ねました(緑印)。木製の食器を作っています。丸いのは水筒。面白いものを作ってますね。
さて最後は宇宙を堪能しましょう。レ・ボージュには天体観測マニアが数多くいるそうです。ボランティアの方が星の歴史や見方を教えてくれるそうです。料金は15ユーロ。
今回は自然を思い切り満喫できる旅となりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「私の彼は26歳。博士課程の3年目で論文を書いている。ある時マンモスのフィギュアを買ってきてほしいと言う。なにやら研究室の冷凍庫の中に作った氷の洞窟に加えたいそうだ
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0