大聖堂の工事現場に課税? [パリ]
4月にせまったフランス大統領選。国の重要な選挙の話題が、ロシアのウクライナ侵攻でぶっとんでしまった。
しかしこれはマクロンには有利に働くのではなかろうか?
人気急上昇中の元首相のエドゥアール・フィリップは大統領選には出馬する気はなく、マクロンの再選を支援すると公言している。マクロンの再選は堅い気がする。
またあの極右をオブラートで包んだみたいな党の女性党首とやらに出てこられてはたまらない。
それはともかくとして、現在修復中のパリのノートルダム大聖堂。パリ市が工事現場に課税しようとしているそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年2月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
塀で囲われている大聖堂を撮影する人々。
この工事現場に課税するというのを皆さん、どう思ってらっしゃるんでしょう?
「大聖堂は歴史的建造物ですよね。何でもかんでも課税すればいいというものじゃないと思いますよ」とトゥルーズから来た女性。
「課税するなんでバカバカしい。こんな状況では意味がないですよ」とパリジェンヌ。
寄付で支えられている大聖堂の修復。税金などに使う余裕はないと責任者が支払いを断りました。
その額、年間で340万ユーロ(日本円で約4億3千5百万円!)。ちょっと驚きの額。
「寄付で賄っているのにどうして課税なんかするんでしょう」と女性。
パリ市によれば、足場を組んでいる場所は公有地。故に税金を払えってことらしい。
パリ市は条例で決められたことだの一点ばり。そこで、市議会議員の一人にインタビュー。
「市長には決定を再考いただきたいです。そして、新型コロナ感染で飲食店がテラスを使えるように免税にしたのと同様に、公共の建造物は免税にして欲しいです」
2020年にナントの大聖堂が火災にあった際、ナント市は公有地使用税を請求しなかったそうです。
ここまで言われたら、パリ市もむげに「税金払え!」とは言えないでしょうねえ。
******* フランス人のつぶやき *******
「固定資産税の請求書が来ているのを思い出した。支払期限は10月15日。そして今日は16日 」
VDM(Vie de Merde)より
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