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氷の収穫 [トピックニュース]

 今日一日の仕事を終えれば3連休が待っている、ということに今頃気がついた。月曜日は祝日で休みだ。

 あまりに同じような毎日をすごしているうちにボケてきたか・・・。

 それはさておき、春分の日も真近というのに、本日は北欧の氷のお話。

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下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年3月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはノルウェー南部にある湖。全体が氷に覆われています。しかも分厚い氷に。

 冬も終わりに近づいたこの時期、氷の収穫が始まるそうです。

 道具は、トラクターとチェーンソー。かなり分厚い氷のようです。しかも、タダで取り放題。

 収穫された氷はこの中に格納されています。室温はマイナス5℃を上回ることはないと言います。

 こちらの氷は昨年収穫されたもの。手で表面を磨いてみると、あちら側が透けて見えます。奥行きは2メートルほど。

 お値段は重さ1トンで700ユーロ。顧客は、アイスホテルの経営者、氷の彫刻家、さらに映画監督やバーなど。

 これまで平均で年200ブロックほどを売り上げています。注文は年々増加傾向。

 氷が50センチほどの厚さになったら速やかに収穫します。

 トラクターで、赤い平行線に沿ってまっすぐ切り目を入れたら、チェーンソーでブロックに切り分けます。作業員は全員、救命胴衣着用。

 このときの氷水の温度は2〜3℃。つるっと滑って水の中に落ちたら危険です。

 「氷の上で作業するのは危険というわけではありませんが、気をつける必要があります」と責任者。

 1ブロックの重さは1トンにもなります。水の中から取り出す時は技術が必要です。

 「この氷を収穫するためにはもちろんエネルギーを必要とします。しかし、これと同じ氷を人工的に作ろうとすればこれの5倍のエネルギーが必要です」

 19世紀初頭、ノルウェーは世界一の氷の輸出国でした。しかし冷蔵庫の登場でこの産業はすたれてしまいます。現在の販路はニッチ市場にあります。

 こちらはオスロでバーを展開しているフランス企業の面々。どうやらここの氷は透明度が高く、カクテルに使うのに適しているらしい。

 注文によってはより大きなブロックで収穫する必要があり、切り出すのに高い技術が必要になります。こちらのブロックはアクションものの映画で使われます。

 自然を守るために氷の乱獲はしないそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、寝ぼけ眼で朝食を準備していたら、トーストを焼くのにパンを冷蔵庫に並べていた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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