ガトー・ナンテ [フランスのお菓子]
桜が咲く頃になると、たいてい春の嵐がやってきて、淡いピンク色の花を思い切り散らして去っていく。情け容赦ないですな。
今年はまだ開花が始まって間もないから、嵐が去ってから開花が加速するのかも。
さて、本日もまたフランスのお菓子のお話。

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こちらはフランス西部の都市ナント。カフェのカウンターに置いてあるこのお菓子がガトー・ナンテ(gâteau nantais)。なんと200年もの歴史があるそうです。
「居心地のいい場所に腰を下ろし、こうして食べるのが好きなんです」
「旅行に持っていけるお菓子だって聞いています。つまり長持ちするってことです」
ガトー・ナンテはラム酒と砂糖が主役のお菓子らしい。
ナントで生まれたお菓子に間違いないものの、その材料は、17世紀にこちらの港からナントに持ち込まれました。
「ここで荷降ろしされて、あちらの建物の一階で取引されていました」と歴史に詳しい専門家。
そんな時代に生まれたお菓子も、1990年代にはほんの数軒の店舗で作るだけになっていました。
「ラム酒の香りがして、柔らかくて美味しい、なんて話を聞いているうちに、自分でも作ってみたいと思うようになったんです」とナントのパティシエ。
作り方は、玉子と砂糖とアーモンドの粉を良く混ぜたら、ラム酒を加えて焼きます。これは大人のお菓子ですねえ〜。
「アーモンドとラム酒のケーキは大好物なんで、よく食べますよ」
「保ちが良いので旅に持っていけるお菓子らしいですけど、私の場合、旅はあまりしませんから普通の生活で食べるお菓子です」
焼き上がったら表面をアイシングします。これがまた美味しそうに見えますねえ。
コーヒーと紅茶、どっちに合うのかな?
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、新しい会社で働き始めて二日目。エスプレッソマシンでコーヒーを入れようとしたけどダメ。結局、澄ました顔でコーヒーを飲んでいるふりをしたのだった
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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