孤独のフリゲート [トピックニュース]
京王井の頭線下北沢駅の新高架下に「ミカン下北」とかいう商業施設ができたというから、あの狭いところにどうやって作ったのかと見に行ってみた。
なにもない!
当たり前だ。そもそもそんなスペースはどこをどう見てもない。
それで調べてみたら、駅の高架下ではなく、駅近くの高架下にできているらしい。
紛らわしい書き方をするからおかしなことになる。情報は正確に!
それはともかくとして、下北沢駅から13,000キロあまり離れた地中海の町セット(Sète)では、こんなことが起きていた。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年4月7日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
海に浮かぶ帆船。船上にはロシアの国旗。18世紀にロシアの軍艦として使われていたフリゲートShtandart号のレプリカです。
なぜにここにいるかと言えば、フリゲートが大集合するイベントに参加するはずが、一計を案じた県がこの船の参加を禁止してしまったのです。
大きなトラブルに発展するのを避けたかったんでしょうけど、港に停泊することも出来ず海上に浮かんだままです。
こちらはロシア人で船長のウラディミールさん。
「大勢の人がロシアに反対しているのはよく理解できます。でも、この船は平和の船なんです。それを皆さんに知ってもらいたい。憎しみ合ったり、喧嘩したりしてはいけないんです」
このフリゲート、これまで欧州各地でイベントに参加してきました。今回は、なんとか寄港を受け入れてくれた港に停泊することができたようです。
ボランティアの乗組員は全員で16人。ロシア人、フランス人、ウクライナ人等々で構成されています。
「全員が家族のようなものなんです。船に乗ってしまえば、国籍も宗教も肌の色も関係ありません。互いを信頼して船を動かして行くだけなんです」とウクライナ人の乗組員。
この船が作られたのはサンクトペテルブルクですが、その後は民間の協会によって運営されており、国からはなんの補助金も出てはいません。
さらに、この船のオーナーはオリガルヒでもないそうです。
ちょっとこれは気の毒な状況ですね。でもあの国旗を見るとどうも不愉快な気分になってしまう。困ったことです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人たちと海にやってきた。のんびりビーチで寝転がっていると、自分たちの荷物が海の上をプカプカ浮いて遠ざかって行くのが見えた」
VDM(Vie de Merde)より
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