週末はラ・ロシェルで(再訪) [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス西部の都市ラ・ロシェル(La Rochelle)を旅します。5年ほど前にも週末旅で行ったことがあるので今回は再訪です。
パリからは高速列車で2時間半ほど。では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月16日に放送)埋め込み動画が見られない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
数百年も前から海で栄えたラ・ロシェル。様々な船が行き交いました。
まずは一般の水上バスに乗って、あの2つの塔(赤と青印)のある港の中に行ってみましょう。料金は1ユーロ。
かつて港に入る際には必ずこの塔の間を通り、税金を払い武器を放棄しなければなりませんでした。
塔の一つに上がってみましょう。中には牢獄として使われていた場所があります。多国籍の囚人たちは壁に自分の名前を彫ったり、こんな見事な船のレリーフを残した者もいました。
そして眼下にはこんなカラフルが家々の並ぶ界隈がありました(黄色印)。スカンジナビア風の建物は定期的にペンキが塗り直されているらしい。
次は、こちらの宮殿に行ってみましょう(緑印)。
「いえいえ、これは宮殿なんかじゃないですよ。市役所なんです」
どうやら市役所としてはフランスでは最も古い建物ののようです。こんなに立派な建物ですが、2013年に火災にあいほぼ全焼だったそうです。
現在は改修・復元されています。ここはルネッサンス様式のレセプションルーム、そしてこちらは市議会議場。近代的な作りですが、美しい船底天井が街の歴史を伺わせます。
次は、水族館に行ってみましょう(水色印)。五大陸から集められた海の生き物が大きな水槽の中を泳ぎ回っています。そしてこちらの部屋では、ビーチに打ち上げられていたウミガメが保護されていました。エサ、しっかり食べてますね。これなら元気になりそう。
さて、人間たちも何か食べることにしましょう。こちらのお店で魚の燻製をいただきます(焦げ茶印)。パンの隣にあるのはチーズ?いえ、これは海藻入りのバター。海藻そのものも食べることができます。
お腹がいっぱいになったら今晩の宿へと向かいましょう。そこは港に停泊しているヨット(黄緑印)。最大で6人が泊まれるそうです。寝るにはまだ早いので、ヨットでぐるりと一回りしてきましょう。貸し切りのヨットとは贅沢ですね。
翌朝は、この辺りの海に詳しい船乗りに面白いところに連れて行ってもらいました。それは、アルゼンチン南部にある”世界の果て”という名の灯台のレプリカ(オレンジ印)。
一般の観光客が見学することはできませんが、応募者を募って、一日ここで一人で過ごす、つまり24時間だけの灯台守プロジェクトというのをやっていたそうです。
テーブル、ベッド、キッチンはありますが、電話や電子機器はありません。世界と切り離されて回りは海だけ。そんな24時間を体験するわけです。ちょっと怖い気もしますが、一度やってみたい気もします。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、海で泳いでいると海藻が首に巻き付いたので引きちぎって捨てた。帰宅して、あれは300ユーロもだして買ったネックレスだったことに気がついた」
VDM(Vie de Merde)より
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