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長寿の木伐採阻止 [パリ]

 2024年に開催予定のパリ五輪。エッフェル塔の周辺はそのための準備が始まったようです。

 しかし、そのために犠牲になってしまいそうなものがあるとか・・・。

Paris_Paris.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2022年5月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 明治神宮のように鬱蒼とした並木道。

 ここはエッフェル塔の足元。樹齢100年を超えるマロニエやプラタナスが並びます。

 どっしりと根を下ろして永遠にここから動かないように見えますが、実は伐採される予定だとか。

 「樹齢100年以上にもなる樹木が伐採されるなんて残念です」

 「伐採だなんて許せないですよ。全部残すべき。パリの大切な緑の一部なんですから」

 数週間前、パリ市では緑地整備に関する大規模な計画が可決されました。

 それによるとエッフェル塔から数メートルのところに荷物置き場などの新しい施設が建設されることになっています。

 その場所に、こちらの樹齢100年あまりというプラタナスが植えられています。ということはこの木は伐採の対象ということになってしまいます。

 これを知った環境保護団体が見過ごすわけはありません。

 「これだけ長寿の木を伐採するということは致命的になりかねません。生き延びることが成立しなくなるからです」

 伐採についてはすでに前例があります。それはエッフェル塔の回りをガラスの塀で囲った時のこと。

 この木が根を張っていたため邪魔になり、結局は伐採されてしまいました。

 そして今回は20本ほどが伐採の対象になっているため、数日前から反対の署名運動が開始されました。現在、すでに75,000人の署名が集まっています。

 それを知ったパリ市が先週末にコメントを発表しました。それによると・・・。

 「樹齢100年の木を伐採することはないとお約束します。エッフェル塔周辺の整備計画は2019年から何回か変更が加えられています。その詳細については別の機会にお知らせするつもりです」

 どうやら伐採は免れたようですが、計画の詳細を聞いてみないことには確信が持てないですね。

 2024年と言えばあと2年後。そのころにはコロナ感染が終息していることを願います。


******* フランス人のつぶやき *******

「動物を見せるようにしている。しかし、唯一興味を示すのが・・・ゴミ箱。じっとゴミ箱ばかり見つめている[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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