週末はブレストで(再訪) [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はブルターニュ地方の都市ブレスト(Brest)を旅します。フランスの西の端にあるブレストまでは、パリのモンパルナス駅から高速列車で3時間40分。
パリ・ブレストという名のお菓子がありますが、そもそもは自転車のロードレースがその発端。自転車なら最速で42時間26分。但しこれは往復なので、片道ならざっと21時間。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年4月30日に放送)▷ない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
空から見たブレスト。路面電車あり、港あり、近代的な橋あり。なんとなく建物が新しい感じ。それもそのはず、ブレストは第二次世界大戦で破壊され、戦後復興を遂げた都市。整然とした町並みに鉄筋コンクリートの建物が並んでいます。
しかし、破壊を免れた建築物もあります。それがこちらの要塞(青印)。古い歴史を持つ要塞ですが、現在は海洋博物館になっています。
まずは市民で賑わうカルチャーセンターに行ってみましょう(赤印)。スポーツ、音楽、ゲーム、ダンス。ここならあらゆる文化が体験できます。
「ここなら人の目を気にしないで思う存分自由に踊れるんです」と女性。
ここは元造船所。その頃を思い出させてくれるのはこの機械だけになってしまいました。
天井を見上げると、古めかしくも豪華なボートが展示されていました。
「これは皇帝の船です」と関係者の方。
ナポレオン3世がブレストの海軍基地の視察するために作られた船だそうです。莫大は修復費用は市民や観光客の寄付で賄われたようです。
そろそろお腹が空いてきました。レストランでランチをいただきましょう(オレンジ印)。なんと客席がゴムボートになってました。お父様方、童心に戻っておられました。そしてこのお店からは海難事故などで出動するタグボートL'Abeille Bourbonの勇姿を堪能することができます(緑印)。
「港に停泊していない時は嵐で出動している時なんです」とお店の方。
嵐の時のブルターニュの海はものすごいことになるようです。幸いこの日は天候に恵まれました。そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(黄緑印)。ビーチを見渡せるこのお部屋、一泊89ユーロ。
さて夜はこちらのバーですごしましょう。一ヶ月に一回ですが、ブルターニュの伝統の音楽が流れる中、ダンスを楽しむことができます。初めてでも気軽にダンスの輪に入れそう。
翌朝は、ヨットに乗って海へでてみましょう。もちろんインストラクターのエリックさんが操縦の仕方を教えてくれます。スピードに乗って気持ちよさそうですねえ〜などと言っていると、海に転落。
「最初は少々大変ですが、そのうち慣れてくるとうまく操縦できるようになります」とエリックさん。
ブレストならお天気の悪い日でも海を楽しむことができます。ここは水族館(水色印)。巨大水槽の中では1000種類ほどの海の生き物が暮らしています。入場料は20ユーロ。海の生き物について学ぶコーナーもあります。今日は様々なプランクトンについて教えてくれるようです。
最後は、こちらの橋にやってきました(こげ茶印)。車は通行止めで走れません。ここから海に沈む夕日を静かに見送りましょう。
******* フランス人のつぶやき *******
「コロナで3回もバカンスが中止になって以来、初めて海で休暇をすごすというのに、今度はフランシスという名の嵐がやってきた 」
VDM(Vie de Merde)より
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