赤いポピー [オーヴェルニュ地方]
4〜5日前に咲いた幸福の木の花は、夕方6時過ぎ辺りから開いて、翌朝起きると閉じている。
で、また夕方になると開き、翌朝には閉じる。これを毎日繰り返している。
しかし、そろそろ賞味期限が近づいてきた。花びらが徐々に茶色になってしおれてきたのだ。
この花、かなり強烈な匂いを振りまく。
ちゃんとした花の匂いなのだが、なんといったらいいか、甘い香りの中になにやら生々しいというか獣臭とでもいうか、受け入れがたい臭いが混じっている。そう感じるのは私だけか?
それはともかくとして、今週は急激に気温が上がって一気に夏の陽気になったフランスでは、この花が咲き誇っているようです。
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太陽の日差しを受けて、赤い花びらのポピーが一気に開花しました。
その中を走り回る子どもたち。
この赤と緑の組み合わせ、モネの絵によく登場します。日傘をさして立つ女性の足元でポピーが咲いていたような・・・。
「朝の眺めも素晴らしいし、夕方、日暮れ時の眺めもまた格別ですよ」と男性。
こちらの畑では一面真っ赤。
「これは野生のポピーです。使われなくなった畑などで芽を出し花を咲かせるんです」とドロテーさん。
ドロテーさんはポピーの花びらをつんでお茶にして飲んだり、生花にして部屋に飾ったりしているそうです。
「採取してすぐに茎の端を火で焼いておくと花が長持ちします」
一方、こちらの方は、シロップにして飲むそうです。
まずは花びらを大鍋で茹でます。次にレモン汁と砂糖を加え煮詰めます。
ローマ人はすでにこの方法でシロップを作っていたとか。
出来たシロップは、こうして水で薄めて飲むそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、口紅を塗ったら、息子が私を見て言った。『ママ、どうしてお口に落書きするの???』」
VDM(Vie de Merde)より
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