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ダボの岩山 [ロレーヌ地方]

 日曜日恒例の週末旅は以前の番組の再放送だったのでお休みです。

 今週は、こんな絶景のある場所に行ってみましょう。

Paris_RocherDD.jpg

下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年5月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん、どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここはアルザス地方とロレーヌ地方の間にある岩山。今から2億4千万年前に海底からせり上がって出来たと言われています。

 「まるで灯台のようですよ。とにかく並外れた物体です」と、この岩山の歴史に詳しいジェロームさん。

 長い歴史の中で、様々な人々がこの岩山を征服しようとしてきました。

 こちらは初めて岩山に作られた城塞です。10世紀頃のもの。

 この山の上で、しかもこれだけの石の要塞で囲まれていたのでは、落とすのは相当大変です。攻めようなどという意欲もかき消されてしまいそう。

 しかしこの城塞も、1679年、ルイ14世の命令で壊されてしまいました。その時の石を使って建設されたのがこの礼拝堂です。

 現在ではここからのこの眺望を楽しむために観光客が数多く訪れます。

 「世界の頂点にいるみたいで気持ちがいいですよ」

 「ここからの眺めは素晴らしいです」

 ここからならベルギー、ドイツ、スイスまで見渡せそうです。

 この岩山の周りに広がる鬱蒼とした森の中には、意外なものがあります。

 それは直接岩の中に作られた住居。20世紀初頭まで人がここで暮らしていたそうです。現在、残っているのはこの2つの家だけ。

 「噂によると、第二次世界大戦中、ドイツ軍の目から逃れて人々がここに隠れていたそうです」と男性。

 そしてこんな山小屋もあります。

 ここはドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世の狩り用の山小屋でしたが、使われなくなったまま放置されていました。

 2013年から有志による再建が始まりました。

 「屋根が壊れて3階の最上階は吹きさらしになっていたのでかなり傷んでました」

 寄付や国からの補助金のおかげで屋根の吹き替え作業が進められています。作業にあたっている皆さんはボランティア。

 素敵な山小屋になりそうですね。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、歴史の口頭試験で、”ゲシュタポ” を ”ガスパッチョ”と間違えた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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