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羊の大移動2022 [ローヌ=アルプ地方]

 東京はこのところ雨続きで5月とは思えない涼しい日が続いている。天気図を見るとすぐ近くまで梅雨前線がやってきていてゾッとした。

 一方、フランスは逆に春を飛び越えて夏の暑さが続いており、30℃を超えた地域もあるらしい。

 そんな中、フランス・アルプスの麓では羊の大移動が始まりました。

Paris_StCassin.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月17日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 おお、羊の群れが向こうからやってきました。その数700匹ほど。

 この群れで25キロほどを移動するそうです。

 群れに飛び込んだらわふわふわして気持ちようさそう。道端には早くもあじさいの花が咲いています。

 「一年で最良の日だね。今日みたいに天気が良いとなおさらですよ」と男性。

 小さな村の大通りをいっぱいに埋めながら歩いて行きます。この光景、初めて見る人にとっても見慣れている人にとっても感動もの。

 「この眺め、大好きですよ。だから毎年見てるんです」と女性。

 700匹が一度に押し寄せたら車も八方塞がりで動けません。サイクリストは羊たちに道を譲ります。

 歩き始めて3時間ほどになりますが、予定通りの進み具合です。あれれ、子羊は疲れたのか、おじさまに抱かれながら前進です。

 とは言うものの人間も少々疲れました。それにお腹も空いてきました。休憩しましょう。飲み物もあれば軽食もあります。

 「朝の7時半に出発したので、かれこれ4時間歩きっぱなしです。しかも、暑いでしょ。ここでエネルギーを補給しないとね」と女性。

 リフレッシュしたところで、また出発です。

 700匹を引き連れるとなると一人や二人では無理。親戚も加わって約20人ほどで目的地に向かいます。

 羊を見守りながらおしゃべりにも花が咲きます。それも楽しみの一つ。

 結局、7時間歩いて、天然のエサが一杯の牧草地に到着。黄色い花が春らしいですね。

 「これがサヴォワ地方ですよ。大移動は何年も前から続けられてきたこの地方の伝統ですよ」と高齢の男性。

 羊たちはここで半年ほど過ごすことになります。


******* フランス人のつぶやき *******

「うちの息子、だいぶ前から部屋に掃除機をかけていない。ベッドの下に潜り込んだ猫が、出てくる時には羊になっている[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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