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オレンジの花 [コート・ダジュール地方]

 元コナミが営業していた建物を別の会社がそっくりそのまま引き継いでジムをオープンさせた。つまり、全体に汚れを落として再利用したわけだ。

 わが家からは歩いて2分。ゆえに20分もかけて下北沢のジムに行く必要はなくなった。ひと安心。

 シモキタのジムまでは住宅街の路地をトボトボ歩いていくのだが、いつの頃からか、とあるお宅の窓の手すりに、黄色と青の二色旗が据え付けられているのを発見。雨風に打たれて色あせてきたけど、応援したくなる気持ちはよく分かる。

 さて本日は、香りのお話。コート・ダジュールの町ヴァロリス(Vallauris)で、オレンジの花の収穫が始まりました。

Paris_Vallauris.jpg

下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年5月17日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 楚々とした姿と香りの花。これがオレンジの花です。5月になると一斉に開花が始まります。

 こちらは栽培者のドミニクさん。先祖が植えたオレンジの木を大切にまもりながら、今も花を収穫しています。

 花はこうして人の手で一つ一つ丁寧に収穫されます。

 「去年の倍の収穫量です。重さにして70キロほどになります。かなりの量に思えますが、昔はトン単位だったそうです」

 こんな小さな花だけで数トンとは驚き。

 収穫された花は蒸留され、香りが抽出されます。そこから作られるのがオレンジのフレイバー水。

 様々な料理に使用されますが、その一つがフーガセットというパン。

 香水の町として知られるグラースにあるこのパン屋さんのスペシャリテです。

 およそ一世紀ほど前の先々代から受け継がれてきたというオレンジの花の香りのする甘いパン。

 「私達にとってフーガセットは、プルーストのマドレーヌみたいなものなんです」と女性。

 「この香りが好きなんですよ」と別の女性。

 オレンジフレイバー水はこの青い瓶に入れられ販売されています。

 需要に答えて、新しく木を植えて栽培する農家が増えているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、子どもたちのためにお菓子を作っていたら、オレンジ・フレイバー水と間違えてラム酒をいれてしまった[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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