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週末はクレルモン=フェランで(再訪) [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス中部の都市クレルモン=フェラン(Clermont-Ferrand)を旅します。パリからは列車が4時間ほど。

 では出発!

Paris_ClermontF.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月11日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 おお、桜が満開!ここは日本から遠く離れたフランスの都市。人口は147,000人ほど。シェーヌ・デ・ピュイと呼ばれる欧州最大の休火山群の麓に位置しています。

 こちらはピュイ・ドゥ・ドーム山(緑印)。地元の人たちには”オーヴェルニュの富士山”と呼ばれているとか。

 まずはこの自然を満喫しましょう。電動キックバイクなら長距離も疲れ知らずで走り回れます。料金はガイド付きで59ユーロ。

 いくつもの小さな火山が噴火していた太古の昔を彷彿とさせるこの風景。ツアーの最後は地元産のチーズとパンでピクニックランチです。

 くるくる回る車輪に取り付けてあるのはタイヤ。フランスでタイヤと言えばミシュラン。クレルモン=フェランにその本社があり、隣接する博物館ではタイヤの歴史を知ることができます(黒印)。

 家業のゴム製造業を受け継いだミシュラン兄弟が最初に発明したのが世界初の自転車のタイヤです。

 「ビスでとめてあるので、それまで何時間もかかっていたタイヤの交換が数分ですむようになりました」と博物館の方。

 その後、自動車のタイヤを手掛けます。日本ではミシュランマンとして知られるビバンダムはミシュランのシンボルキャラクターになりました。それとともに、地図やガイドブックの出版事業にも進出するようになります。

 さて、街の中心にあるのがこの大聖堂(青印)。火山からきりだされた石で作られたため黒っぽい色をしています。

 市民で賑わう広場を離れて、次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ドアを開けてもらってどんどん地下に潜っていきます。この地域にはこのような地下が100箇所ほどもあるそうです。地下の気温は一年を通じて15℃。

 セバスティアンさんはここでリキュールの試飲会を開催しています。クレルモン=フェランはリキュール作りの盛んな地域。

 「材料を調合して熟成させる方法はそれぞれ企業秘密で決して明かされることはないんです」 

 では頂いてみましょう。乾杯!

 次は地上に上がって今晩の宿へと向かいましょう。ここは市街地から車で15分ほどのところにある個人の住宅。部屋の一部を旅行者に提供しています。いわゆる民泊ですね。このお部屋で一泊105ユーロ。

 広いお庭もあってゆっくり寛げそうです。しかもオーナーは8人分までなら食事も作ってくれるそうです。

 最後は、ちょっとレトロな衣装に着替えて写真撮影です(赤印)。ここの写真館では1850年代に使われていた手法で撮影します。

 まずはガラスに薬品を塗り、これまたレトロなカメラにセットします。そしてカバーを外して4秒ほどしたらカバーを戻します。これで撮影は完了です。

 次は暗室で現像。画像が次第に見えてきました。レトロな写真の完成です。これで100ユーロ。

 歴史の中に刻まれたような写真になりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、家を出るのが遅くなったのでバイクで出勤しようとして、前輪がパンクしていたのを思い出した。で、車にしようと思ったらこれまた後輪がパンクしていた・・・。僕はミシュランの従業員[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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