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週末はシェルブールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はフランス西北部の港町シェルブール(Cherbourg)を旅します。パリからは列車で3時間15分ほど。

 シェルブールと言えばあの映画ですが、実際の街はどんなところなんでしょう?

 では出発!

Paris_Cherbourg.jpg

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

WE_Cherbourg.jpg

 マリーナには数え切れないほどのヨットやボートが停泊しています。

 まずはボートに乗ってこんなところに行ってみました。そこは港の外に作られた船の停泊地(青印)。横に線を引くように作られています。

 建設が始まったのは18世紀のことでした。軍事施設の一つで、いわば海の要塞ですが。今は観光の名所。シェルブールでは数千人が海に関わる仕事に従事しているそうです。

 さて、シェルブールにやってきたからには、ぜひとも行っておきたいのが傘屋さん(赤印)。このお店、元からここにあったわけではありません。あの映画が上映されてからここで開業したのだそうです。

 ここの傘はどれも一つ一つ手作り。年間2万本の高級傘を製造しています。どれも色がきれいですね。しかも丈夫にできているみたい。

 お天気がいいから雨傘を日傘に変えて次の目的地にむかいましょう(水色印)。かつての船着き場に作られたこの施設には海中で使われる様々な機材の貴重なコレクションが展示されています。

 さらに、こちらはあのタイタニックの客室を再現したもの。毎年20万人が訪れるそうです。

 次は少し変わった場所に行ってみましょう。これはフランス第1号の原子力潜水艦。案内してくれたルネさんはその乗組員の一人でした。この潜水艦、4年半の間に人知れず世界中の海の中を航行していたそうです。今となっては古めかしい設備。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこはこの船(黄緑印)。一泊60ユーロ。船のゆりかごに揺られながら一晩を過ごすことができます。

 翌朝は、こちらのお菓子屋さんの名物ケーキで朝食にしましょう(オレンジ印)。シェルブールにしかないお菓子ケーク・オ・シトロン。購入する前にまずは試食。

 「これは超おいしいですねえ。美味しさの秘訣はなんですか?」

 「それはお教えできません。企業秘密ですから」

 そりゃそうですよね。簡単に人に教えるわけにはいきません。つべこべ言わずに購入しましょう!

 朝食にピッタリのこの場所でいただきます(緑印)。美しい庭の隣にはお城が立っています。1935年に市の所有になってから修復が始まり、これだけ美しい庭と城になったそうです。

 最後はこちらの劇場を見学しましょう。内部は木造で、どの席からも舞台が見渡せるように作られているそうです。5ユーロで中を見学することができます。

 これはなかなか立派な劇場ですね。19世紀、文化の促進というだけではなく、街の豊かさと強さをみせつける目的もあって作られたそうです。

 海とともに発展したシェルブールは傘だけでなく他にも色々見どころがりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、グルノーブルは雨だった。僕の傘と若くて美しい女の子の傘が並んでかけてあるのを見て言った。『これは何かのご縁かも』すると彼女が『なんにも感じないわ』 [あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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