ヴァンスを散策 [コート・ダジュール地方]
日曜日恒例の週末旅は放送がなかったのでお休みです。
さて、夏のバカンスシーズンにも入ったことですし、少しコート・ダジュールうろうろしてみましょう。
昨日はクラゲを見物しましたが、本日はニースから20キロほど山側にいったところにある町ヴァンス(Vence)に行ってみましょう。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年6月28日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
町の中心は13世紀に作られた城壁で囲まれています。
空から見ると建物が密集しているのがよくわかります。中世から変わってないように見えます。
オラスさんと一緒に大聖堂の上まで上がってみましょう(青印)。最後は階段ではなくハシゴです。鐘楼の上からは町を一望できます。
大聖堂の鐘は年に2回ボランティアの皆さんが大掃除するそうです。
この大聖堂、30年前に大々的な修復が行われ、一週間で500人のボランティアが作業を行ったそうです。
そしてもう一つ、町のお宝がこちらのトネリコの木(緑印)。
樹齢は483才。日本がまだ戦国時代の真っ只中に生まれた木。老木とは思えない力強い姿です。
まだまだお宝はあります。それがこちらの焼き菓子クラクラン(craquelin)。拡大してみると、なんだか岩のよう。
「私の子供の頃からありましたよ。朝食にコーヒーと一緒に食べると美味しいんですよ」と女性。
このクラクランはこちらのお菓子屋さんで生まれました(オレンジ印)。
発明したのは、現在のオーナーであるジェラールさんの祖父。1927年のことでした。
「ブリオッシュの生地にブラウンシュガーとはちみつを混ぜ、マカロンの生地をのせて、最後にアーモンドをまぶしてオーブンで焼きます」
これはぜひとも一度食べてみたいものです。
さて、青と白の個性的な屋根が見えてきました。これがアンリ・マティスのステンドグラスがある礼拝堂です(紫印)。
1941年に手術を受けて生還したマティスが、4年の歳月をかけて完成させた作品です。壁画「十字架への道」も描いています。晩年のマティスの創作の軌跡が伝わってきます。
町中に戻ると賑やかな音楽が聞こえてきました。すごい、笛を吹きながら太鼓も叩いてます。
南仏の夏は楽しそうですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、学校が夏休みになった。学校に行きたくないと駄々をこねる息子を見なくて済むと一安心。しかし今度は、娘が夏休みはイヤだと言って泣き出した」
VDM(Vie de Merde)より
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