カマンベールに陰りが・・・ [トピックニュース]
月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズも放送がなかったのでお休みです。
本日はチーズのお話。
世界中に知れ渡るフランスのチーズと言えばカマンベールチーズ。
あっちこっちでその名前が使われていますが、本物のカマンベールは ”カマンベール・ドゥ・ノルマンディ” という少々長い名称になっています。
この大人気のチーズの売れ行きに陰りが指し始めたそうです。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これが本物のカマンベールチーズ。牛の乳で作られた白カビのチーズです。
権勢を誇るこのチーズが、数年前からライバルのチーズに市場の一部を奪われつつあるとか。
「夏はモッツアレラチーズのサラダを食べてますね。カロリーも気になりますし」と男性。
「カマンベールよりモッツアレラの方が好きです」と女の子。
「私は、皆さんが食事をする時には少なくとも一切れはカマンベールを食べてると思いますよ」と女性。
カマンベールの売れ行きは確かにじりじり落ちているようです。
こちらは2021年の調査結果。エメンタールが1位、カマンベールは2位、3位はラクレット。
昨年度のカマンベールの売上量は44,000トン。1年で10%少なくなってしまいました。
その代わりに、モッツアレラのようなフレッシュチーズが、この5年で55%売上を伸ばしています。
こちらはパリのチーズ専門店。この変化を感じ取っていました。
「夏は基本的にモッツアレラのようなフレッシュチーズが売れています。何しろ暑いですから、夏にフォンデュを食べないですよね」
確かに、35℃とか40℃ではフォンデュは食べたくはならないですねえ〜。
専門家によると、年配者は伝統的で個性のあるチーズを好みますが、若い人たちは蛋白な味を求める傾向が強いとか。
さらにこんなこともおっしゃってます。
「フランス人はチーズの作られ方には興味があるものの、消費され方についてはあまり興味がないのかもしれません」と専門家。
ああ、そういうことですか・・・。市場の傾向には無関心。
ということは味が落ちたというようなことではないですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家の中がひどく臭うので浴室に行ってみると、弟がパンの上にチーズをのせて溶かしていた。ドライヤーを使って・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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