プールの税徴収本格化 [トピックニュース]
気温が下がって過ごしやすい日が続いている。
同じ28℃でも人工的に作り出した気温と自然のままの気温では快適さがまるで違う。不思議だ。
ただ、このまま秋に突入というわけじゃなさそうだ。予報によるとまだ30℃超えの日がある。普通の生活ができるようになるまでにはまだ少し時間がかかるようだ。
さて本日は税金のお話。
フランスでは自宅にしろ別荘にしろ、敷地内にプールを設置するとその旨申告して税金を納付しなくてはならないらしい。
しかし、その多くが無申告で税金も納付されないままになっているとか。
そのため当局がこの取りこぼした税を徴収しようと本格的に調査を始めました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2022年8月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
宇宙から見た地球。美しい・・・。
普通の人ならこれで終わりですが、フランス政府が見た地球は、さらにその先に見えてくるものがあるらしい。
どんどんズームインしていくと・・・見えてきました。無申告のプールです。
「この航空写真を見ると、家のすぐそばにプールがあることがわかります。一方、土地台帳を調べてみるとどこにもプールについての記述がありません」
ははあ、そうなると申告してないってことがバレちゃったわけですね。
この手のプールはかなりの数に登るようです。
南仏のブッシュ=デュ=ローヌ県で7,244件、ヴァール県では3,809件、アルデッシュ県では2,575件等々、合計すると20,355件が無申告だということが分かってきました。
税額にすると約1000万ユーロ!
これでは財務省も手をこまねいているわけにはいきません。
さらに法律によると、家自体を拡張する場合もすべからく申告して、その分の税を支払う義務があります。
ということは、プールだけでなくベランダも税徴収の対象になるということ。
拡張したかしないかは、これまたさっきの航空写真を見れば判別できます。
しかし、今のところデータとの突き合わせなどの実施に時間がかかるため、もっぱらプールに的を絞って税の徴収を実施していくことになるそうです。
今年の夏は暑かったから、プールを設置した家が増えたかもしれないですねぇ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バカンスから自宅に戻ると、お隣さんがうちのプールで泳いでいた」
VDM(Vie de Merde)より
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