ワインの栓抜き [フランスのモノ]
9月もそろそろ半ばに差し掛かる。
8月のお盆過ぎくらいから仕事の量が急増して生きた心地がしなかった。パニックになる寸でのところで持ちこたえる感じで身体に悪い・・・。
そういう時はちょっと外にでて気晴らしと思うのだが、外は猛暑で出たら出たですごいストレス。逃げ場がござらん!
そんなこんなで季節の変化を自覚することもなく今日まできて、一応やっと仕事に区切りがついた。知らない間に残暑も徐々に終わりそうだ。早く秋になってもらいたい。
さて本日は、ワインの栓抜きのお話。
下記のウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2022年9月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはフランスのとあるワイナリー。箱の中に入っていたのは古いワインの栓抜き。
「これは、19世紀のものですね」とご主人。
面白い形をした栓抜きが次々と登場します。中には数千ユーロするものもあるとか。
あのコルク栓が無事抜けたときは気持ちがいいですね。
英国ではユニークなものがたくさん発明されたそうです。
「こちらの栓抜きでは、最初にこちらの刷毛で瓶の埃や蝋を落とします」
このワイナリーではこれまで収集してきた栓抜きを展示しています。実用性重視のものから、職人さんが細かな装飾を施したものなど、様々栓抜きが昔から作られてきたようです。
中にはシャルル・ド・ゴールという名前の栓抜きもあったとか。持ち手が長いのがその特徴。
あのぐるぐるを手作りしていた時代もあったようです。すごい技ですね。
一方、こちらはパリのHotel de Crillon。
「栓抜きのこの先の尖ったところを真ん中に突き刺して開けるのがコツです」とソムリエ長。
はい、いつもそれを基本に開けようとするのですが、いつの間にかずれているんですよね。
ソムリエ長が手にしている栓抜きはもう10年以上も使い続けているもの。これをなくすということは身体の一部を失うことと同じ。大切なものなんですね。この栓抜きでロマネコンテを開けたこともあるそうです。
白黒映像はワインの栓開けコンクールのときのもの。なかなか開けられないと、こんなことをしてみたくなる気持ちはわかります。
さて、こちらはオーストラリアの栓抜き。ピストルの形をしています。引き金を引くと・・・ナイフが飛び出します。ちょっと怖い。
さらにこちらは水道の蛇口をかたどったもの。可愛らしい。一度使ってみたい。
こうして栓が開いた時のこの音がいいですよねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「僕はぶきっちょで有名。親友が牡蠣を殻を開けるより、ワインの栓を抜いてくれ!という。なにしろワインの栓抜きで牡蠣の殻をあけようとしていたからね」
VDM(Vie de Merde)より
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