週末はボルドーで(再訪) [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス西部の都市ボルドーを旅します。パリからは高速列車で2時間あまり。
ボルドーと言えばすぐにワインを思い浮かべますが、他にも見どころがたくさんありそうです。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2023年5月27日に放送)▷がない場合は→こちらをクリック
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ガロンヌ川を中心に発展した大都市ボルドー。競技場があるかと思えば、歴史を感じさせる建築物がずらりと並んでいます。その中には思いがけない発見もあります。
「ボルドーにはかつてアールデコがさかんに取り入れられた時期がありました」とリポーター。
駅の向かいにあるこちらの飲食店(青印)。一世紀ほど前、駅ができると同時にオープンしました。なんだか個性的な外観。内装はこんな感じになっていました。
10年あまり前、放置されていたこの建物をオーナーが改修したのだそうです。室内はアール・ヌーヴォー調、外観はアールデコ調。外観は以前とは少し雰囲気が違っているようです。
一方、こちらは競技場(赤印)。20世紀初頭に作られました。ワールドカップ、ツール・ド・フランス、そしてコンサートなど様々なイベントが開催され、市民にとっては思い出深い競技場です。
ほお〜、近くでみるとこんな外観になってるんですね。確かにアールデコ。貴重なモザイクの壁。これは簡単に壊して作り変えるわけにはいかないですね。
また、この近くの界隈にはアールデコ様式を取り入れた建物が数多く見受けられます。そしてこちらは劇場(緑印)。1928年に建てられました。元は催事場や会議場として使われていました。当時はモダンな建物として知られていたそうです。この時は演劇のリハーサルの真っ最中。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。ボルドーから車で45分ほど海に向かって車を走らせます。宿はアルカション湾沿いに立つこちらのヴィラ(こげ茶印)。1875年に作られたこの建物、典型的なこの地域の建物だそうです。ここにもアールデコがありました。とは言っても、その後の改修でこうなったのだそうです。料金は1泊100ユーロ。
一息ついたら、また車でボルドーの中心街へと戻りましょう。ここはかつて郵便局だった建物(黄緑印)。現在は飲食店になっています。屋上に上がって下を見ると、中庭にドーム型の屋根の建物が見えます。さきほど居た建物です。かつては通りから見えたそうです。オーナーのマリリーヌさんは、将来ここを劇場にしたいと考えているそうです。
アールデコの屋内でお食事をいただくことにしましょう。日替わり定食で15ユーロ。
お腹がいっぱいになったら、最後にこちらの文化財を訪ねてみましょう(水色印)。アール・ヌーヴォーとアールデコで知られる建物です。庭に面したファサードはアールデコ。室内はアール・ヌーヴォー。
ボルドーがここまでアールデコにあふれているとは思っていませんでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、ナント駅の遺失物係から私の財布がみつかったと電話がかかってきた。財布?ああ、2年前にボルドーで失くしたやつか・・・」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0