珍事 [パリ]
サッカーW杯の興奮が冷めやらぬフランス。
ロシアから戻った代表チームのパレードが行われたようですが、あのシャンゼリゼ通りをあっという間に通り抜けてしい、長い時間待たされてやっと選手たちに会えると期待して集まってきたサポーターにとっては少々不満なパレードになってしまったようです。
しかし、セキュリティ上、これも致し方なしかもしれません。
そんな興奮状態のサポーターたちの集まる路上で、一人の男性が膝をついて恋人に結婚を申し込んだそうです。その映像に興味のある方は→こちら。
残念ながら女性は「ノー」と言っておりまして・・・ダメですよねえ〜、どさくさに紛れてプロポーズは。
それはさておき、7月14日の革命記念日に執り行われた式典で、とんでもないことが起こってしまいました。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年7月14日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
毎年、パレードのオープニングを飾ってフランス空軍のアクロバットチーム、パトルイユ・ドゥ・フランスが空にトリコロールを描きながら飛ぶことになっています。
そんな大舞台で、珍事が起きてしまいました。映像をよくご覧ください。
ジェット戦闘機は全部で9機。右からそれぞれ赤が3機、白が3機、青が3機のはずなのですが、どういうわけか左端の一機が赤を出しています。
この珍事、あっという間にSNSで拡散。
「なんだこりゃ???今年はいったいどうなってるんだ!」
「フランスの国旗はいつから赤・白・青・赤になったんだ?!」
そして、こんな深読みまでする人が現れました。
「今年は戦争で3人の兵士が負傷したが、その部隊の一人がパトルイユ・ドゥ・フランスの戦闘機に乗ったに違いない。あの赤は負傷した兵士の血を現わしているのだ」
そんな中、防衛大臣が「これは予期せぬ事態でした。手違いから起きたことです」と発言。
手違いが起きた原因にはそれなりの理由があったようです。
通常、パトルイユ・ドゥ・フランスは8機編成で、革命記念日に限って9機編成で飛ぶことになっているらしい。
つまり9機目はピンチヒッターなわけです。そうなると、どのポジションになるかはその時しだいで流動的。従って、この機だけは3色を装着して飛ぶらしい。
パイロットの間違いなのか、それとも準備に当たった担当者の間違いなのかは不明。これから調査が行われるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、3色の信号機で止まっていると、救急車が来たので道を開けるために車を動かしたら、信号無視で違反キッブを切られた」
VDM(Vie de Merde)より