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週末はカルカソンヌで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はフランス有数の観光地カルカソンヌ(Carcassonne)を旅します。

 パリからカルカソンヌまでは高速列車TGVで5時間ほど。

 ここの城塞都市はユネスコの世界遺産にもなっています。

 では、出発!

Paris_Carcassonne2.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年7月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 丘の上に見える城塞都市。その向こうには雪をかぶったピレネーの山並み。放送は7月でも取材は春先に行われたようです。

 オード川に架かる橋を渡ってその都市に向かいましょう。今回は表門からではなく、お勝手口のような小さな門から入ります。

 ガイドのジャン=フランソワさんが領主の衣装で迎えてくれました。

 2000年の歴史を持つ町は中世ヨーロッパでは大きな都市のひとつでした。そしてフランス革命後、二重の城壁の間には貧しい人たちの住居があったそうです。

 いよいよ中を見学です。最初に訪れたのはサン=ナゼール大聖堂(青印)。その隣には、ウォルト・ディズニー、チャーチル、現在の英国国王エリザベス2世など、数々の要人やセレブが宿泊したというHôtel de la Cité(赤印)があります。

 そして何と言ってもこのコンタル城(緑印)。城塞都市はこのお城を中心に3キロに渡る城壁で囲まれています。都市への入場は無料ですが、お城の見学は有料で9ユーロ。

 現在の城塞都市の住人は50人ほどしかいませんが、中世の頃には2000人から3000人が暮らしていたと言われています。

 カルカソンヌの観光の中心はこの城塞都市ですが、もう一つの名所が、オード川の対岸にあるラ・バスティッド・サン=ルイ(La Bastide Saint-Louis)です(水色印)。

 中世の頃にはこの広場にお店がたくさん並んでいたとか。そしてここの美術館(黄緑印)は入場無料。

 そろそろ美味しいものでもいただきたい時間です。まずはトリュフで有名なお店Barrière Truffesへ(こげ茶印)。いただいたのはトリュフ玉子。下ろしたトリュフが山のようのかかった一皿。美味しそう。

 この辺りはトリュフの産地でもあります。旅人が食べていたもう一皿は、ジャガイモにトリュフが振りかけてあるようです。

 そして、城塞都市の中では郷土料理のカスレを堪能することもできます。カスレは、白いんげん豆、ソーセージ、豚のコンフィ、カナール(鴨かアヒル)のコンフィを使って作った煮込み料理。

 食後は城塞都市からのこの眺めを堪能しましょう。

 「南にはピレネー山脈があり、北にはフランス山岳地帯の山々があります。ここは、地中海と大西洋をつなぐ要所だったんです」とジャン=フランソワさん。

 ガイドさんがちょっと面白い場所に案内してくれました。中世の武器や防具が展示されています。これは鎖帷子。重さは15キロもあります。

 次に訪ねたのは審問博物館(紫印)。展示されているのは拷問器具。恐ろしい。このトゲトゲのある椅子、火をつけて熱くしたところに座らせるのだそうです。

 中世の頃には異端審問など血なまぐさい事件が数多くありました。

 さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。向かったのはミディ運河に浮かぶ船Péniche "Mirage”(オレンジ印)。カルカソンヌからは5キロほどのところにあり自転車なら30分もあれば来られそうです。広いリビングルームに寝室は3つ。丸い窓も開け閉めできます。

 さて今回の旅の費用は、ガイド付きツアーが11.50ユーロ、お城の入場料が9ユーロ、審問博物館が9.50ユーロ、トリュフ玉子が9ユーロ、城塞都市観光が10ユーロ、宿泊代が130ユーロで、締めて179ユーロ(約24,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、私は入場チケット売り場で働いている。50歳くらいの男性が子供用のチケットを買おうとしたのでなぜだと聞くと彼が言った。『私は神の子だからです』

VDM(Vie de Merde)より



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