ジャスミン祭り [プロヴァンス地方]
東京は昨日から涼しくなりました。これも一時的なもの。台風が去った後はまた猛暑に逆戻りのはず。
昔の夏は良かったなあ〜。昼間は暑くても夜になるとす〜っと涼しい風が入ってきて癒されました。
さて、香水の町として知られる南仏のグラース(Grasse)では、先週末、ジャスミン祭りが開催されました。
グラースでは19世紀の中頃からジャスミンが育てられるようになったそうです。
その花を愛でるのがこのお祭りです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月6日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
おお、沿道の人たち、盛り上がってますねえ〜。どうやらパレードの人たちから花束が無料で配られるようです。
きれいな花束。なんとしてもらいたくなる気持ち、わかります。皆さん、かなり大きめの花束を手にしています。
お花と照明で装飾されたパレードの山車が見ている人たちを別世界へ連れて行ってくれます。
山車の上からお花を投げているのはミス・グラースとその仲間たち。
「全部の色が揃っててとっても素敵でしょう?」と女性。
「いい香りがするの」と女の子。
ジャスミン祭りはジャスミンの花の収穫時期に合わせて行われるそうです。
最初のジャスミン祭りは1946年に行われました。終戦直後に香水製造業者が開催しました。
ということは、70年以上も続いてきた歴史あるお祭りです。
この日は、全部で55,000本の花が沿道の人たちに配られました。
そして人気なのがこれ。ジャスミンのエッセンシャルオイル入りの水撒き。撒いているのは消防士さんたち。
涼しくていい匂いがして一石二鳥ですね。
全部で1200リットルのジャスミン水が振る舞われたそうです。
「頭のてっぺんから足の先までジャスミンだよ」と男性。
「消防士さんがジャスミンの香りの水をかけてくれるなんて素敵!」と女性。
「今日はシャワーにかからないわよ。このまままで寝るわ」と別の女性。
見ているだけでジャスミンの香りがしてきます。夜には花火も上がったようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、若くてハンサムな消防士が3人も家にやってきた! いやいや、喜んでる場合じゃなかった。わが家が浸水してしまったのだった」
VDM(Vie de Merde)より