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火の見櫓 [トピックニュース]

 8月7日のパリの気温は38℃まで上がったそうです。その様子に興味のある方は→こちら

 シャイヨー宮のあるトロカデロ庭園の噴水、気持ち良さそうでしたね。でもあのシャワーはかなり強烈。大丈夫なんですかね?

 ま、とにかく皆さん涼を取るのに工夫してらっしゃいました。

 38℃と言えば、ぬるめのお風呂みたいなもんですもんね。とは言ってもあちらは日本のように湿度が高くないので暑さの具合も少し違っているかもしれません。

 しかし、パリは過去にもっとすごかった時があったようです。1947年7月28日には40.4℃を記録したとか。

 さて、本日は夏の間だけ火の見櫓で暮らす家族のお話です。

Paris_CavalaireSM.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年8月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 火の見櫓とは言っても、この通りの近代的な建物。

 朝の10時になる展望台から街を見渡し、出火しているところがないかどうか監視します。

 こちらの方々、消防士かと思いきや普通の一般人。ロドルフさんとアレクシアさん夫婦は、5年前から住み込みでこの仕事をしています。

 「一日中、ここから火事がないか二人で監視してるんです」とロドルフさん。

 この仕事、7月から9月までの期間限定です。そして住まいは下の階にあります。

 「ここには寝室、トイレ、お風呂があります。そしてこっちが子供たちの部屋です」とアレクシアさん。

 ご両親が1日仕事となると子供たちは退屈するのでは?と思っていたら、そんなことはないそうです。

 「ママが買い物に出かける時はパパの仕事を手伝います。それに友達が遊びに来るので山歩きをして楽しんでます」と息子。

 「夏の間だけの仕事ですがとても楽しくてやりがいのある仕事です。少し人里離れたところに来て下界を眺めるというのも悪くないですよ」とアレクシアさん。

 お仕事の途中には本物の消防士もやってきます。

 そして月1,500ユーロ(約194,000円)の給料ももらえます。

 しかし、この手の仕事は徐々に減少しているそうです。専門の消防士がこの任に就くことが多くなっているとか。

 ロドルフさんとアレクシアさん、去年は50件ほどの出火を発見したそうですが、今年はまだ3件のみ。

 しかし油断はできません。二人の仕事はまだまだ続きそうです。

 そして見晴らしのいい展望台は家族の食堂にもなっていました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、大家に強制的に火災報知器を取り付けさせられた。確かにいい装置のようだ。何しろ、トースターでパンを焼いたり、ストーブやロウソクを点けただけで反応する[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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