高額紙幣 [トピックニュース]
だいぶ涼しくなりました。とは言っても、まだ服装は夏のまま。
今週後半はお天気が崩れると同時に気温もまた下がるようですが、暑い日もあるようで、何を着たらいいか迷いそうです。
さて、欧州で広く流通している通貨の一つがユーロですが、来年の5月から100ユーロと200ユーロの新紙幣が登場するそうです。偽札対策も万全だそうですが・・・。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
そもそも従来の100ユーロ札や200ユーロ札ってあまり見かけませんが、どうなんでしょう?
こちらは紙幣の印刷所に近いフランス中部の町シャマリエールの市場。
「100ユーロや200ユーロって使ってます?」と取材班。
「一度も使ったことないですね。たいてい硬貨で支払うことが多いですから」と女性。
それもそのはず、この高額紙幣は、紙幣全体の1.5%しかないそうです。
「お札で支払うってことがだんだん少なくなってますね。現金を使わなくなったってことじゃないですか」と別の女性。
キャッシュレス時代が来ると言われてはいるものの、フランス人の10人に7人が、紙幣か硬貨で支払っていることがわかっています。
そして、ATMでお金を引き出しても100ユーロや200ユーロが出てくることは滅多にありません。
「一回に引き出す額は20ユーロくらいです。そんな高額紙幣は必要ないですね」と年配の女性。
現在のレートで1ユーロが130円ほどですから、この女性、だいたい2,600円くらいを一回で引き出すようです。
「合計しても100ユーロとか200ユーロを持ち歩くことはありませんね」と男性。
こちらのお店は現金払いなので紙幣には気をつけているそうです。
「毎回こうして高額紙幣はチェックしています。100ユーロの偽札をつかまされたら多額の損失になりますからね」とお店の方。
三桁の額の紙幣はどこでもあまり歓迎されてないようです。
「100ユーロや200ユーロ紙幣はちょっと受け取れませんね。バゲットの値段を考えてみてください。そんな高額紙幣を出されても困りますね」とパン屋さん。
ユーロ紙幣はこの他にも50ユーロ、20ユーロ、10ユーロ、5ユーロとありますが、フランスでの一番人気が20ユーロ札。
さっき年配の女性も一度に引き出す額は20ユーロだとか言ってました。
しかも、流通する紙幣の中で一番多いのがこの20ユーロ札。全体の40%だそうです。
そう言われてわが身を振り返ると、最近、諭吉さんを見てないですねえ。もっぱら野口英世ばかり。その方が何かと便利。大きい額になるとカードを使うことが多いような気がします。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、20ユーロ札を崩そうとパン屋でバゲットを買った。バゲットは0.93ユーロ。20ユーロ札を出してお会計を済まそうとしながら思わず「ちょっと待って、確か0.03ユーロがあったはず・・・あっ、ちょっと待って、0.90ユーロがあったっけ。これでちょうどだ!」と言ってしまい、結局、20ユーロとバゲットを手にパン屋を出てきてしまった 」
VDM(Vie de Merde)より
失業問題 [トピックニュース]
先週の土曜日、マクロン仏大統領がエリゼ宮を見学に来た人たちと中庭で会話を交わしたようです。
その時、失業中の若者が仕事がなくて困ってるってなことをマクロンに言ったらしい。
それに答えてマクロンがこんな説教をしたそうです。
「私が街角に出て、君に仕事を見つけてあげるよ」さらに、「街角の、例えばモンパルナスとか、カフェやレストランに行ってみるといい。今なら雇ってくれるお店が二つに一つは必ずある」とも言ったとか。
手短にいえば、努力すれば仕事は見つかるはず、見つからないのは努力が足りないからだと言ったも同然なわけです。
この様子がメディアを通じて拡散したから大変です。野党の議員さんから非難の嵐。
「特権階級の見下したような言い方で看過できない」
「そんなこと言うならマクロンが職安に行って雇ってあげればいいんだ」等々。
そこでフランスのTV局France 3の取材班は、本当にマクロンの言う通りなのか、調べてみることにしました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年9月17日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはモンパルナス界隈。様々な飲食店が軒を連ねています。
マクロンの言う通りなら、この中の二軒に一軒は雇ってくれるはずですが、実際、どうなんでしょう?
最初に訪ねたのはこのお店L’APOLLON。確かにお店の入り口に募集の貼り紙がしてあります。
現在、13人の従業員がいますが、フルタイムで働ける従業員2名を募集中だとか。やる気さえあれば資格や学歴は問わないと言います。
「フロアでも厨房でも人が必要なんです。ただ、この仕事は少々きついですからね、できる人がなかなか見つからないんですよ」と責任者の方。
そしてこちらはあの有名店La Coupole。毎日、500人もの来客があります。
こちらは人材の確保は難しくないと言います。
「うちはこの業界では名が通ってますから、有資格者がすぐに見つかります」
レストランやホテルなどは常に人材不足のようで、フランスでは10万ほどのポストが空席になっているそうです。
思うに、日本に比べてフランスは、何かあるとすぐにデモをして国になんとかしてくれ!と言う傾向が強い。
何も言わない日本がいいのか、それともフランス式がいいのか・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が私と別れて、別の女友達の一人と付き合うという。彼も彼女も失業中。彼曰く『彼女なら勤め人の君と違って好きな時にいつでも会えるから、ぴったりなんだよ』」
VDM(Vie de Merde)より
RATP社のお宝 [フランスのお宝]
昨日の、炒ったコーヒー豆をナスに埋め込んでホイル焼きにしたのには驚きました。
一体、どんな味になるのやら・・・。是非とも一度試してみたいもんです。魚料理に合うそうです。
さて、先週末のフランスは “文化財デー” でした。全国で様々な歴史的建造物が無料で市民に開放されたようです。
大統領官邸のエリゼ宮もその中の一つ。しかし、見学者があまりに多かったせいか、7〜8時間待ってやっと見学できたという人もいたらしい。
そんな中、パリ市の地下鉄やバスを運行しているRATP社が、歴代の車両を展示していたそうです。
あるフランス人家族と一緒に訪ねてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年9月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがその会場。すでにたくさんの人で賑わっています。ガイドさんの説明を聞きながら1世紀以上にもなるパリの公共交通の歴史を学びます。
こちらはギオ家御一行様。お祖父さんに連れられてやってきました。
地下鉄、路面電車、バスなど200台以上もの車両が展示されています。どれも廃車になる運命でしたがRATP社がリノベーションして当時のまま保存してあります。
例えば、こちらは1900年7月19日、初めてパリに地下鉄が開通した時の車両です。
白黒映像に登場したアールヌーヴォ調の地下鉄の出入口がパリらしいですね。
車両の内装もちょっと豪華で今とはだいぶ違っています。
「ゴム製のタイヤで走る地下鉄はRATP社の技術者が発明したものです。これが世界へと広がっていったんです」と関係者の方。
車両によってはこんな風に俳優さんが解説してくれます。
あの地下鉄の中でのパフォーマンスを思い出します。突然、歌が始まったり人形劇が始まったりしますよねえ。
ギオ家のお祖父さんに聞いてみました。
「何か思い出はありますか?」と取材班。
「そうですねえ、初めて父と一緒に乗った時のことですかね。たとえば、後方にデッキがついているこのバス。皆、飛び降りたり飛び乗ったりしてました」
このバス、昔のフランス映画によく登場しますね。
もう四半世紀前のことですが、実際にデッキのついたバスがたまに走っていたのを見たことがあります。
今はどうですかね?さすがにもう走ってないでしょうね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、美容院に行ってきた。これぞまさしく “文化財の修復”! 」
VDM(Vie de Merde)より
30ユーロで晩ご飯36 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロポッキリで、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのはボルドーにある一流料理学校の学生さんお二人。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
さや入りいんげん豆、プルーン、アルカション産牡蠣など、ボルドーの市場には料理には欠かせない食材が並んでいます。
こちらが今日のチャレンジャーで、マキシムさんとコランタンさんです。早速30ユーロを渡して材料を揃えてもらいましょう。
まずやってきたのが生牡蠣を売るカウンター。試食してから生牡蠣を12個購入しました。前菜用です。これが6ユーロで残りは24ユーロ。
次はメイン料理の材料を求めて魚屋さんへ。本当はスズキがいいのですが予算オーバーなのでスズキの仲間ヒメジ(ルジェ)を買うことにしました。4尾で10ユーロ。残りは14ユーロ。
あと必要なものは野菜と果物。ネギ、ラディッシュ、インゲン等々、そして大きなナスも2つ購入。果物は前回にも登場したミラベル。今回はデザートに使うようです。野菜と果物で合計10.30ユーロ、残りは3.70ユーロ。
最後に生クリームを3.60ユーロで購入し、残りはわずかに0.10ユーロでセーフ!
では学校に戻って調理開始!
こちらがその学校。階段教室になってますね。実習の他にどんな講義が行われるんでしょう?
それはさておき、まずは前菜の “牡蠣のタルタル” から。
牡蠣を殻から取り出しぶつ切りにします。みじん切りのラディッシュとパセリと混ぜ合わせ、ヘーゼルナッツ・オイルとシードルのビネガーで和えます。これでタルタルは出来上がり。
付け合わせは、米粉をまぶし油で揚げた白髪ねぎ。これらを盛り付けるとこんな風になります。
次にメインの魚料理。
まずは付け合わせのナスを調理します。フライパンで炒ったコーヒー豆をナスに刺しアルミホイルで包んだら180℃のオーブンに30〜40分入れて焼きます。コーヒー豆を使うと魚とよく合うんだそうです。ちょっと驚き。
焼きあがったナスは皮をむき潰します。ピュレ状になったナスの上にフライパンで両面をさっと焼いたヒメジをのせます。さらに、フライパンで炒めてシードルのビネガーと醤油と砂糖で味付けしたインゲンを添えたらヴィエルジュソースをかけます。
ヴィエルジュソースとは、みじん切りの赤タマネギとトマトとパセリ、オリーブ油、レモン汁を混ぜ合わせ塩コショウしたもの。
最後はデザートの “ボルドーのミラスとミラベルのコンポート”。
小麦粉と砂糖に少量のミルクを加え混ぜ合わせておきます。鍋にバターを溶かし1リットルのミルクをいれたら、先ほどの生地と混ぜ合わせ冷まします。
冷めたら玉子とレモンの皮をおろして加えます。これを型に入れ180℃のオーブンで45分間焼くとこんな風になります。これがミラスと言うボルドー地方伝統のお菓子。
ミラベルのコンポートと生クリームを添え、粗塩少々をふりかけたら出来上がり。
なかなか手の込んだ晩ご飯になりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、新しいドレスを買ったので、早速着て子供たちの前でお披露目。どうお?と訊くと子供たちが言った。『ママ、おナスにそっくりだね』」
VDM(Vie de Merde)より
週末はセビリアで [パリから週末旅]
涼しくなると、麦茶を飲みたいという欲求がなくなるから不思議。
それはさておき、日曜日は恒例の週末旅。
今回はスペイン南部アンダルシア州のセビリアを旅します。パリからセビリアまでは空路の直行便で2時間半ほど。
セビリアと言えば「セビリアの理髪師」! 理髪師、登場しますかねえ〜?
いざ出発!
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらがセビリアの街の全景。街を流れるのはグアダルキビール川。フランスとは異なる趣のある古い建物が並びます。
こちらが今回の旅人さん。スペインはどうもこの方の担当のようです。地図を調べて徒歩で何処かへ向かいます。
それはスペイン広場(青印)。ここで本日のガイドさんパロマさんと待ち合わせです。
「ここは両手を広げて皆さんを歓迎している場所なんです」とパロマさん。
確かに上から見ると立派な建物が両手を広げているように見えます。そもそもスペイン広場は1929年の万国博覧会の会場として作られた場所。この建物もパビリオンの一つでした。
「ここは映画の撮影地でもあるのよ。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』のロケ地だったの』とパロマさん。
スペイン広場をぐるりと囲むお濠ではボートを楽しむことができます。カメラさん大変ですね。
次に訪ねたのがセビリア大聖堂(赤印)。かつてイスラム教のモスクが建っていた場所にできたキリスト教の聖堂です。荘厳なゴシック様式の中にモスクの名残があちこちにあるそうです。
祭壇画は15世紀頃のもので贅沢な黄金の彫刻でできています。ここにはあのコロンブスのお墓もあります。
次はちょっと変わった場所に行ってみましょう。変わった場所というのは今晩の宿。玄関を入ったかと思えば、小さな路地を歩いていきます。建物にはかつての通りの名前が書かれてあります。ここは町の中にある町のような場所。
「ホテルのオーナーは町にある家のいつくかを買ってホテルにしているんです。現在、それが27軒あって、その全てが中庭やトンネルで繋がってるんです」
そんなわけで、目的のお部屋までどんどん歩いていきます。
「たいていのお客さんが道に迷ってしまいます。それでこの地図を受け付けでお渡ししてるんです」
そしてやっとたどり着いたのが今晩泊まる部屋。なんだかゴージャスな部屋ですね。これで一泊100ユーロだそうです。
そろそろ夕暮れが近づいてきました。明るいうちに訪ねておきたい場所があります。それは “権化の広場(La Plaza de Encarnación)” と呼ばれている建物(緑印)。通称キノコと呼ばれ、地上50メートルの屋根のようなところに上がることができます。
「ここは360度で街を見渡すことができる素晴らしい場所です」と男性。
街の眺めを楽しんでいると西の空に太陽が消えて夜の帳が下りてきました。ここのバーでお酒を飲みながらロマンチックな夜を過ごすこともできます。
さて、翌朝はこちらのお店INÉS ROSALESで朝食をいただきます(オレンジ印)。セビリア伝統のビスケット、トルタ・デ・アセイテ(Tortas de Aceite)。小麦粉、オリーブ油、ゴマ、アニスの種子を使ったアニスの香りのするお菓子。
「セビリア人にとっては子供の頃を思い出す懐かしい食べ物なんです」とお店の方。
甘いのや塩味やらいろいろな種類のものが置いてあるそうです。旅人さん、お土産に買っていかれました。
最後に本場のフラメンコを見てから帰ることにしましょう。ここはフラメンコ学校ESCUELA DE FLAMENCO MANUEL BETANZOS(紫印)。
「通りがかりの人が音を聞きつけて見物していきます。フラメンコというのはそういうものなんです」と先生。
旅人さんも挑戦しましたが、ちゃんと踊れるようになるまでに数年はかかるそうです。
さて今回の旅の費用は、飛行機代が80ユーロ、宿泊代が100ユーロ、見学料が12ユーロ、ボート代が6ユーロ、トルタが5ユーロで、締めて203ユーロ(約26,000円)でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、スペイン語の口頭試験だった。5分ほど経った頃、先生が言った。『君、スペイン語は話せるのかね???』」
VDM(Vie de Merde)より
ワイン農家で10日間 [フランスのワイン]
9月ももう半分まできました。今年は、来週、再来週と三連休が続きます。
せっかく涼しくなったことですし、ここはゆっくり休養して夏の疲れを癒しておきたいところ。また箱根の温泉にでも行くか・・・。
それはさておき、フランスでは各地でブドウの収穫とワインの仕込みが始まっています。
この時期、欠かせないのが、その仕事を手伝ってくれる季節労働者の皆さんです。
宿泊所と食事はワイン農家が提供してくれます。重労働ですが、仲間と寝食を共にするうちに連帯が生まれて、いい雰囲気になってくるようです。
そんなワイン農家の一つを訪ねました。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
お仕事始まってますね。歌を歌いながらだと仕事がはかどるって言いますが、どうも本当のようです。
なんだか収穫したブドウを食べちゃう人もいるようで・・・。
ブドウの房がぎっしり詰まった背中の樽はかなり重そうです。
「腰は痛くなっちゃうし、手はこんな具合で、やっぱりちょっと痛いです」と女性。
ここはボジョレー地区のブドウ園。1829年からずっとこうして人の手でブドウが収穫されて来ました。
今年、手伝いに来てくれた労働者は全部で25人。
夕方、食事の準備が始まります。おお、ミケちゃん、それをよそ目にくつろいでいます。
お皿に盛られた牛肉料理。これが明日のエネルギーになります。
一方、労働者の皆さんはワイン蔵でアペリティフ。ワインならたっぷりありますもんね。なんだかパーティみたいで楽しそう。
子供たちがベルを鳴らして夕食の時間を知らせてくれます。
さあ、みんなでいただきましょう!学生さんもいれば、休暇をとってやってきた勤め人もいます。
身分はどうであれ、ここでは10日間、寝食を共にしてひたすらブドウの収穫に励みます。
おっと、ここにはワンちゃんもいました。おとなしく人間たちの食事が終わるのを待っているようです。
「これを体験する前と後ではだいぶ違うでしょうね。少し成長できるかなと思います」と女性。
「このワイン農家は伝統を守っていて、とてもいい雰囲気ですよ」と男性。
お食事を作ってくれたのはこのマダム。なんだか寮のおばさんみたい。
食事の後はキャンプファイア。
「祖父母も両親もこうして手伝ってくださる皆さんをもてなしてました。小さい頃は毎年こんな具合で夜はよく眠れなかった記憶があります」とワイン農家の方。
焚き火を囲んでダンスも始まりました。労働で疲れているのに大丈夫?
でも、むしろこれで疲れも吹っ飛ぶのかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、夏季だけカフェで給仕係の仕事をしている。あるテーブルに四つ折りの紙が置きっ放しになっているのを見つけた。これはデートのお誘いか?とちょっとドキドキして開けてみる・・・チューインガムだった 」
VDM(Vie de Merde)より
大学生の生活費 [トピックニュース]
今月、フランスでは270万人の大学生が入学または進級したそうです。
その学生さんたちの生活費は、毎月平均で838ユーロ(約110,000円)。
では、具体的にどんな風にやりくりしながら生活しているのか見せていただきましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
今回はこの男女一人ずつを取材しました。
まずは女子大生のマリンヌさん、21歳の場合。大学では化学を勉強しています。
月々の収入は650ユーロ(約84,500円)。内訳は、奨学金が400ユーロ、国からの住宅補助金が250ユーロ。両親からの仕送りはなし?
これはなかなか厳しい状況ですね。買い物をするときは予算オーバーしないように気をつけているそうです。
「こういう低価格のプライベートブランドを買うことにしています」とマリンヌさん。
こうして生活費に毎月150ユーロが消えていくそうです。
そして、一番の支出が家賃。30㎡で月々250ユーロを支払っています。
また、電話やインターネットの接続料やら光熱費がかかります。
それに、時にはお友達と映画を見たりカフェでおしゃべりしたりすることもあります。
で、結局、すべて合計すると650ユーロまるまる使い切ってしまうことになります。
一方、もう一人の学生さんがマルタンさん、23歳。経済の修士課程を受講中。
こちらの一ヶ月の予算はなんと360ユーロ(約46,800円)!
今年、学生の社会保険料が廃止され納付の必要がなくなったことが負担を軽くしてくれました。その分、生活費に回すことができます。
そして、マルタンさんは大学に通いながら小学校でアルバイトをしています。
「これで月々200ユーロほどの収入になります。これで食費や交際費などを賄うことができます」
さらに、女友達のところに居候しているので家賃はゼロ。
食費に150ユーロ、電話等々の月々の支払いが80ユーロ、交際費が130ユーロで、月々の生活費が360ユーロというわけです。
「結局、一カ月が終わる頃には何も残りません。ただ、今年の夏に働いて稼いだ分は来年のために貯金してあります」
立派ですね。親には頼らず、できることは全部自分でやるって感じですね。
さらにいいのは、フランスは学費がタダ。その分、高い税金を払っているんでしょうけど・・・。
それにしても、マルタンさんの飲むビールがやけに美味しそうに見えてしまいました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、大学で教えている。午後、授業があったので少し早めに階段教室に行って学生たちを待つことにした。しかし、教壇の椅子の座り心地が良かったせいか居眠りをしてしまい、200人もの学生が見守る中、時間より30分も遅れて目が覚めた」
VDM(Vie de Merde)より
出生率の低下 [トピックニュース]
先日手に入れた新しいiPadには気圧センサーが装備されていて、専用アプリを使うと現在地の気圧を測ることができます。
昨日は1016〜17hPaで高気圧、気温は26〜27℃止まり、さらに湿度は50%を切ってました。
わずかに日差しのあった時間もありましたが、全体にどんより曇って冴えないお天気。
しかし、エアコンなしでも汗が一滴も出ない。汗をかかないで済むなんて、これほどまでに快適とは!
蒸し暑いのが3ヶ月も続きましたもんねえ〜。もうそろそろ終わってもいい頃です。
それはさておき、出生率を上げることに成功していたフランスですが、ここに来て下がり始めているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
2017年にフランスで生まれた新生児は767,000人。はっきりした理由はわかりませんが、前年度に比べると下がっているそうです。
女性たちの中で何かが変わったのでしょうか?
「そんなに急いで母親になろうとは思いません。同時に何でも一度にはできませんから」
「私は、そうですねえ、子供は2人から3人がいいですね。どれくらい収入があるかにもよりますけど」
そして26歳になるシアムさんは、子供は一人欲しいけど35歳まで生まないと言います。35歳までは仕事や自分を向上させるのに時間をかけたいというのがその理由です。
「仕事をしながら母親にもなるというのはちょっと大変なことですよね。母や友人たちも皆苦労してます」
こちらはパリの病院です。毎日8〜10人の赤ちゃんが生まれますが、初めて出産を経験するお母さんたちの年齢が年々高齢化しているそうです。
「パリの平均年齢は31歳です。特に35歳を過ぎて一人目のお子さんを出産するお母さんの数が増えているんです」と病院の方。
となると第二子、第三子と産み続けるのは難しくなり、その結果、出生数が減るということになるようです。
因みに最初の子どもを出産した時の全国平均年齢は、1974年には25歳だったのが2018年には29歳に上がっています。
とは言ってもフランスは1世帯に子ども二人と、欧州ではまだいい方だそうです。
「結局のところ、女性たちは仕事と母親業を両立させるのは難しいと思っているのでしょう。その結果、家庭より仕事を取るというわけです。それはつまり、男性が家事を手伝おうとしていないということにもなります」と専門家。
一方、もう少し違った解釈をする人もいます。こちらは二児の父親アントナンさん。
「最近の親は子供のことを気にしすぎる傾向があります。昔はそれほどでもなかったんじゃないですかね。なので、仕事と家庭をきちんと両立させようとすると、生活をうまく組み立てて調整する努力が必要になり、どうしても子供をたくさんは育てられないんです」
確かにそれも一理あるような・・・。
男性がもっと家事を手伝えば問題は解決するというものでもないのかもしれません。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私が出産した病院では、2018年に初めての赤ちゃんを産むと素敵なプレゼントがもらえるらしい。私が出産したのは2017年12月31日の23時55分だった」
VDM(Vie de Merde)より
夏の終わり [ミディ=ピレネー地方]
東京は昨日から急激に気温が下がりました。それと同時にお天気も崩れましたが、あの酷暑よりは数段マシです。
週末から週明けに少し暑くなるようですが、朝晩が涼しいので問題なし。いよいよ夏も終わりです。
夏真っ盛りの頃、タンスの奥深くにしまってあるダウンジャケットを見て、こんなのが必要な季節は永遠にこないんじゃないかと思ったほどでした。
しかし、季節は確実に少しずつ歩を進めているようです。
フランス南部ピレネー地方では、山でひと夏を過ごした羊たちが麓の牧場に戻り始めています。
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月10日に放送)
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ここはピレネー地方にあるエスタン渓谷。羊の群れが山を下っていきます。
雄大な自然の中を一歩ずつ進んでいく羊たち。夏の3ヶ月を標高2000メートルの山で過ごしました。
その羊たちを先導しているのが羊飼いのステファヌさん。
「ここは静かでいいところですよ。離れがたいですねえ。ゆっくりのんびり下っていきますよ」
羊の数はなんと500頭。この辺りはハイカーも多く、偶然、羊の群れに出会ってびっくり!なんてこともあるそうです。
「これだけの羊が誰も何もしないのに前の羊について順繰りに山を降りていくなんてすごいですね」と男性。
9月になると羊飼いは羊を連れて山の麓に戻ってきます。ステファヌさんは一番乗り。
夏が終わると山の気温は急激に下がり始め、草木がなくなってしまうとか。
羊たちに混じって牧羊犬や・・・ラマもいます。
「急がせてはダメです。羊たちが自然に降りていくのを見守るだけです」
とは言うものの、ここまで混み合ってはなかなか前に進みません。そんな時は、こんな風に羊を担いでしまいます。
「たまにはこんなことをしながら降りなくてはならないんです」とステファヌさんの息子さん。
羊くん、おとなしく担がれてました。そりゃそうですね、楽して降りられますから。
ステファヌさんの牧場はジロンド川の南部にあり、ここからは240キロの道のり。
まだまだ遠いですね。戻るのに三週間ほどかかるそうです。
途中、羊たちと一緒に野営しながら帰るようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕は医学部の一年生。眠れない時は羊を数えるひともいるようだけど、僕の場合は卒業までに必要な授業の数を数える・・・」
VDM(Vie de Merde)より
AOP付き玉ねぎ [フランスのグルメ]
昨日の30ユーロでおつまみ4人分ですが、ミラベルを買ったのに料理には使ってなかったようです。
単に自分たちが食べたかったから買ったってことかいな???本当のところは定かではございません。
それはさておき、フランスにはAOP(EUの保護原産地呼称)付きの玉ねぎがあるそうです。
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こちらが、その玉ねぎ畑。
この辺りはセヴェンヌ地方と呼ばれ、独特のマイルドな玉ねぎ(Oignon doux des Cévennes)は、ここでしか作られていません。
これだけの数の玉ねぎは専用のトラクターで一気に収穫するのかと思ったら、人の手で行われます。
機械で収穫すると傷んでしまうそうです。
「年に一度、こうして一つ一つ手で収穫します。おかげで病気ひとつしたことがありません」と女性。
そんなに体にいいのかしら???
玉ねぎは土から出した後、4日ほどかけて乾燥させてから収穫するようです。
乾いた石と日当たりのいいテラスに作られた畑が、この玉ねぎを作るのに適しているとか。
収穫された玉ねぎは協同組合の作業所で選別され、綺麗な姿に整えられて出荷されます。
「5月に長雨が続きましたから、収穫の時期が半月ほど遅れました」と責任者の方。
お店に並んだセヴェンヌのマイルド玉ねぎ。
ピリッとした刺激が少なく、とろけるような食感を楽しむことができます。
「生のままサラダに入れますよ」と女性。
「フライパンで焦げるまで炒めるととっても美味しくなるの」と別の女性。
ものすごい量の玉ねぎを買っていく人もいます。フランス料理には欠かせない食材です。
マイルドな玉ねぎとなると、みじん切りにしても涙は出てこないのかしら???
今年の収穫はそろそろ終わりますが、来年の3月頃までお店に並んでいるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、姉が指を切ってしまったので救急病院に連れて行った。姉は、涙が出るのが嫌で、目をつぶって玉ねぎを切っていたらしい」
VDM(Vie de Merde)より