30ユーロで晩ご飯35 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯チャレンジシリーズ。
とは言っても、本日はスペシャル版。晩ご飯の前にいただく食前酒。その時にお供になるおつまみを作ってもらいます。
ルールは同じ。4人分を30ユーロ以内で作らなくてはなりません。
チャンレンジしてくれるのは、フランス北部ロレーヌ地方のメスでレストランLe Jardin des Chefsでシェフをしているアレクサンドルさん。
どんなおつまみを作ってくれるんでしょうか?
下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月8日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
美しい教会。大好きな街メスでお店を営んでいるアレクサンドルさん。今日は6種類のおつまみを作ってくれるそうです。
まずは市場で材料を調達。やってきたのは魚屋さん。マグロの切り身を買いました。これが7.94ユーロで残りは22.06ユーロ。
アレクサンドルさん、市場の方たちとはファーストネームで呼び合う間柄。
今度はお肉屋さんにやってきました。鶏の胸肉と牛ひき肉で4.56ユーロ。残りは17.50ユーロ。
次は乳製品のお店。ここでロレーヌ産の山羊のチーズを購入。これが2ユーロで残りは15.50ユーロ。
そして八百屋さんへ。プチトマト(通称 “鳩の心臓” )、玉ねぎ、ピーマン、サツマイモ、シブレット、ローズマリー、りんご、ぶどうを一房で8ユーロ。
予算に余裕があったので今が旬の果物ミラベルも買うことになりました。これが0.80ユーロで、残りは6.70ユーロ。
次は・・・と思ったら、これでお買い物は終了。だいぶ残りましたねえ〜。
ではレストランの厨房で調理開始!
まずは、グラニースミスという品種のりんごを使ってマグロのタルタル。
マグロもりんごも細かく刻みボールに入れ、ライムひと絞りを加え塩・コショウしたら優しく混ぜ合わせスプーンに盛り付けます。
次は、ピーマンのミートボール(キョフテ)。
小さなキューブ状にピーマンを切ったら、牛ひき肉、クスクスで使う香辛料ラスエルハヌート、塩・コショウを加え混ぜ合わせ、お団子にしたら油を引いたフライパンで炒めます。
三つ目は、スティクキャンディ風山羊のチーズ。
ブドウを山羊のチーズで包み、刻んだシブレットをまぶします。この要領で、ゴマ、コショウ、みじん切りのエシャロットなどをまぶします。
四つ目は、サツマイモとココナッツミルクのコンソメ。
玉ねぎとサツマイモを細かく刻んだら鍋でさっと炒めてから水を加え火を通しミキサーにかけます。これをグラスに注いで、ホイップクリーム状のココナッツミルクをのせたら出来上がり。
五つ目は、プチトマトのカラメリゼとハーブ。
トマトをカラメルソースにちょっとだけ浸したら、ハーブを敷き詰めたプレートに盛り付けます。
最後は、胸肉とライムのサモサ。
さいの目切りにした胸肉にライムの皮を加え塩・コショウをして混ぜたらサモサの皮で包みます。これを多めの油で焼いたら出来上がり。
途中、助っ人の料理人も加わって、1時間半で、カラフルでバラエティーに富んだ6種類のおつまみが出来上がりました!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人宅の食前酒パーティで、ピーナッツを食べて夫の耳元で言った。『ピーナッツは食べないほうがいいわ。まずいから』すると夫が言った。『君が食べたのは訓練で犬に食べさせる餌だよ』」
VDM(Vie de Merde)より