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大学生の生活費 [トピックニュース]

 今月、フランスでは270万人の大学生が入学または進級したそうです。

 その学生さんたちの生活費は、毎月平均で838ユーロ(約110,000円)。

 では、具体的にどんな風にやりくりしながら生活しているのか見せていただきましょう。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年9月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 今回はこの男女一人ずつを取材しました。

 まずは女子大生のマリンヌさん、21歳の場合。大学では化学を勉強しています。

 月々の収入は650ユーロ(約84,500円)。内訳は、奨学金が400ユーロ、国からの住宅補助金が250ユーロ。両親からの仕送りはなし?

 これはなかなか厳しい状況ですね。買い物をするときは予算オーバーしないように気をつけているそうです。

 「こういう低価格のプライベートブランドを買うことにしています」とマリンヌさん。

 こうして生活費に毎月150ユーロが消えていくそうです。

 そして、一番の支出が家賃。30㎡で月々250ユーロを支払っています。

 また、電話やインターネットの接続料やら光熱費がかかります。

 それに、時にはお友達と映画を見たりカフェでおしゃべりしたりすることもあります。

 で、結局、すべて合計すると650ユーロまるまる使い切ってしまうことになります。

 一方、もう一人の学生さんがマルタンさん、23歳。経済の修士課程を受講中。

 こちらの一ヶ月の予算はなんと360ユーロ(約46,800円)!

 今年、学生の社会保険料が廃止され納付の必要がなくなったことが負担を軽くしてくれました。その分、生活費に回すことができます。

 そして、マルタンさんは大学に通いながら小学校でアルバイトをしています。

 「これで月々200ユーロほどの収入になります。これで食費や交際費などを賄うことができます」

 さらに、女友達のところに居候しているので家賃はゼロ。

 食費に150ユーロ、電話等々の月々の支払いが80ユーロ、交際費が130ユーロで、月々の生活費が360ユーロというわけです。

 「結局、一カ月が終わる頃には何も残りません。ただ、今年の夏に働いて稼いだ分は来年のために貯金してあります」

 立派ですね。親には頼らず、できることは全部自分でやるって感じですね。

 さらにいいのは、フランスは学費がタダ。その分、高い税金を払っているんでしょうけど・・・。

 それにしても、マルタンさんの飲むビールがやけに美味しそうに見えてしまいました。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、大学で教えている。午後、授業があったので少し早めに階段教室に行って学生たちを待つことにした。しかし、教壇の椅子の座り心地が良かったせいか居眠りをしてしまい、200人もの学生が見守る中、時間より30分も遅れて目が覚めた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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