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バンクシー [トピックニュース]

 築地市場から豊洲市場への引越しが始まりましたが、その後の築地がどうなるのか気になります。

 11日から解体工事が始まるようですが、その前にネズミ駆除が先だとか。

 このまま解体すれば大量のネズミが周辺地域へ移動しかねないと、8月頃から東京都が早急にネズミ駆除を行っているというではありませんか!

 そうなるとゴキくんもかなりの数、生息しているのでは?と疑ってしまいます。

 ネズミはパリでも問題になっており、市が駆除にのり出しました。しかし一方で、“ネズミは不潔でもなんでもない、人間と同じ地球に生息する動物の一つだ、駆除はやめて!” などという駆除反対運動が始まり、何とも複雑。

 人間のエゴかもしれませんが、正直、ネズミがウロウロするような家はちょっときついですし、そんなお店には足が向かないような気が・・・。

 さて本日は、現代アートのお話です。

 日本でもニュースになったようですが、10月6日土曜日、ロンドンで競売にかけられたある作家の作品がとんでもないことに・・・。

UK_London.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年10月6日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 こちらはサザビーズのオークション会場。

 ある作品が100万ユーロあまりで落札された直後、ご覧のようにひとりでに動き出し、シュレッダーにかけられたかのようにバラバラに・・・。

 騒然となる会場。従業員が駆けつけ、壁から取り外し奥へと引き取っていきました。

 もともとはこのような作品でした。通称 “バンクシー(Banksy)” と呼ばれる正体不明の英国人作家の作品です。

 その後、バンクシーと思しき人物がSNSに「banksy, going, going, gone…」とつぶやいたとか。

 バンクシーの作品の多くは街角にあります。世界的に人気を集めるのがわかるような気がします。

 こちらはアート作品の収集家ジョンさんのお宅。バンクシーの作品も数点お持ちです。そのうちの一つがこれ。

 ジョンさんによれば、今回の出来事を通して作家はメッセージを発信しているとか。

 「アート作品というのは、100万ユーロ以上もの価値のあるものでも、一瞬の価値以外の何物でもない、と言いたかったんでしょう」とジョンさん。

 この自動シュレッダー事件の後にバンクシーは、額縁にこのような仕掛けを取り付けた時のビデオを公開しました。

 ということは、これも作家の作品の一部ということなのか・・・。

 オークション会場にいた複数の人の話によると、帽子をかぶりリモコンを手にした変な男が、この事件の直後にそそくさと会場を出て行ったそうです。

 恐らく、バンクシー自身が会場にいて、あの仕掛けをリモコンで動かしたのでしょう。

 半分以上が切り刻まれてしまったたあの作品の価値はどうなるのやら・・・。

 心配は無用。あのおかげで作品の値段は少なくとも倍以上になったはずと言われています。

 確かに、オリジナル作品より切り刻まれた作品の方がずっといいですね!

 バンクシーさん、うまいことやりました。


******* フランス人のつぶやき *******


今日、新しいアパートに引っ越してきた。元住人が残していったものを発見。ネズミ駆除剤、パイプクリーナー、そして防カビ剤。そこには短いメモが記してあった。『きっと必要になるはず』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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