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シャンゼリゼ通り [パリ]

 クリスマスまで間もなく一ヶ月ほどとなりました。東京ではすでにイルミネーションが始まった地域もあるようです。ちょっとワクワクしてきます。

 あのパリのシャンゼリゼ通りのイルミネーションは、今週木曜日の22日、現地時間夕方6時に、カール・ラガーフェルド(85歳!)を招いて点灯式が行われることになっています。

 本日はそのシャンゼリゼ通りのお話です。

Paris_Paris.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年11月18日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 通りには、高級ブランドのお店やハイテクを使った娯楽施設など、様々な商業施設が並んでいます。

 パリに来たら必ず訪れるのがこのシャンゼリゼ通り。緩い坂を上り詰めると、あの凱旋門が迎えてくれます。

 パリジャンというより観光客に人気のスポット。

 「デコレーションがキレイですね。しかも入場料はなしと来てますからいいわよね」と女性。

 「ここは世界的に有名な場所です」と観光客の女性。

 この50年で様々に変化してきたシャンゼリゼ通り。1年ほど前にはなかったお店がこちら。

 化粧品メーカーのロクシタンとパティシエのピエール・エルメのコラボで誕生したお店です。

 洗練された商品のディスプレイ、丁寧な接客。シャンゼリゼにお店を構えるとなると、イメージ作りが重要だと言います。

 「ここは、アフリカ、アジア、欧州、アメリカ、さらには国内からも人がやってくるという特異な場所なんです。ですから、我々も個性的で夢の世界をさまようようなお店を出してみたんです」とロクシタンの支配人。

 なるほどね。とは言うものの、赤字経営では意味がありません。急に現実の世界に引き戻すようでなんですが、気になるのはお店の賃料。

 だいたい1㎡あたり年間で、左側の通りが5,000〜8,000ユーロ、右側の通りが13,000〜22,000ユーロ。右側の方が日当たりが良い分、賃料も高いとか。

 例えば、200㎡の店舗を借りるとなると年間で300万ユーロの賃料を払うことになります。

 さて、いきなり飛び出してきた白黒映像は1967年のシャンゼリゼ通り。

 パリジャンがやってきたのは、通りに並んでいた数々の映画館。しかし、50年後に残った映画館はわずかに6軒のみ。

 「シャンゼリゼに映画を観に来るなんてことはしませんね」と女性。

 「ここまで来て映画を観るというのはまりないですね」と男性。

 その結果、シャンゼリゼにやってくるパリジャンは徐々に減って、ここに来る人の40%が観光客だそうです。中東、アメリカ大陸、その他の欧州からの観光客が多数を占めるそうです。

 そんな中、古くからの常連客が訪れるという老舗の飲食店がフーケッツ。店内には早くもツリーが飾られています。

 「うちはシャンゼリゼ通りのシンボルのような店です。来年は120周年という記念の年になります」と支配人。

 この数年の観光客の増加は、この歴史あるお店にプラスに働いているようです。

 「観光客は経済を活性化するモーターのような役割を果たしています。我々にとってはさらにお客様が増えるというありがたい状況なのです」

 しかし、幾つかの団体にとってシャンゼリゼ通りは再整備が必要だと言います。

 車の数を減らし、歩行者のためのスペースを増やす、そうすればシャンゼリゼ通りはその精神を失わないで済むだろうというわけです。

 これから50年後のシャンゼリゼはどんな姿になっているのでしょう・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、映画館で、私の前に座っていた客が、係員に尋ねていた。『あの映画はライブかい?』」

VDM(Vie de Merde)より



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アルザスの郷土料理 [フランスの郷土料理]

 昨日の週末旅はいろいろ勉強になりました。フランスとドイツの歴史的関係の輪郭が少しだけですがわかってきました。

 アルザス・ロレーヌ地方はドイツ領になったりフランス領になったりで、苦労が多かったでしょうね。

 月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったので、今回は予定を変更して、そのアルザス地方の郷土料理のお話です。

 その料理はドイツではザウワークラウト、フランスではシュークルートと呼ばれています。

Paris_Krauterg.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月2日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 出たあ〜、豪華なシュークルート!

 ソーセージやハムの下にたっぷりシュークルートがのっているはず。よく見るとアイスバインもありますね。美味しそう!

 ドイツでもフランスでも愛されている料理です。

 しかし、何はともあれ、キャベツがなくてはこの料理は作れません。

 そこでやってきたのはアルザス地方の村クラウターゲルサイム(Krautergersheim)(キャベツの村という意味)。

 その名の通り広大なキャベツ畑が広がります。50軒ほどの農家でキャベツを栽培しているそうです。

 9月から12月までの間が収穫期。収穫されたキャベツはこの工場に運び込まれ、洗浄され千切りにされ、この四角いタンクの中に貯蔵されます。

 さすがに機械は次々と千切りキャベツを落とすだけ。手作業で均等になるように整えなくてはなりません。

 「キャベツが平らで均等になってないと、中に空洞ができて色が変わってしまうんです」と担当者。

 千切りキャベツの美しいベッドができたら、塩を混ぜて蓋をします。すると発酵が始まります。

 「これは全くの自然発酵なんです。中世の時代からこうして作られ続けてきました」と協会の方。

 一方、こちらはとあるレストランの厨房。大きな鍋で発酵キャベツをベーコンやソーセージと一緒に煮詰めます。

 お肉の出汁が出て美味しそうですねえ〜。お皿に盛り付ける時はケチケチしてはいけません。

 「キャベツはたっぷり盛り付けなきゃダメですよ。それがシュークルートなんだから」とシェフ。

 立ち上る湯気がまたたまりませんね!さらに付け合わせのジャガイモは必須アイテム。

 食べる時はマスタードもお忘れなく。



******* フランス人のつぶやき *******

今日、キャベツ畑を散歩しながら、誰もいないのを確認し、思い切りオナラをした。その瞬間、通りすがりの人に見つかってしまった。『すごいねえ、あんたのクラクションは!』[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はヴォージュで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はフランス北東部ヴォージュ山地を旅します。

 パリからは高速列車とローカル線を乗り継いで約3時間ほど。

 今回訪ねるのは、”ヴォージュのブルーライン(Ligne bleue des Vosges)” と呼ばれる場所。

Paris_VogesBleue.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 1914年、第一次世界大戦が勃発した当時、アルザス地方は、その40年前からドイツ領になっていました。山並みがブルーの線を描いているように見えるあたりに国境線があり、これが “ヴォージュのブルーライン” と呼ばれています。

 フランス軍は、1871年のフランクフルト講和条約で失ったアルザス地方を取り戻そうとしましたが容易なことではありませんでした。

 標高956メートルほどの頂に登ってみましょう。アルザス地方だけでなくライン川の向こうまで見渡すことができます。当時の攻防の様子がわかるような気がしてきます。フランス軍はドイツ軍が使っていた鉄道を爆撃していたそうです。

 麓に下りてみると戦いの跡が今も残されていました。

 「左側にはドイツ軍、右側にはフランス軍。両軍は25〜30メートルほど離れて対峙していました」とガイドのジルベールさん。

 第一次世界大戦のシンボルとも言える塹壕の跡が残っていました。その塹壕の中に何やらさび付いたR2-D2のようなものが・・・。

 「この中にはフランス軍の電話交換手が座っていました。そしてあたりを見張っては、起きたことを逐一上司に連絡していたのです」

 中はこんな感じ。

 「確かにここからは360℃見渡せるようになってますが、身動きできませんね。それにかなり寒い」と旅人。

 しかもこの鉄のボックスには弾痕の跡がいつもありました。幸い貫通はしなかったようです。

 またフランス軍は山の頂まで木製の屋根付き塹壕を掘っていました。ドイツ軍の方はもう少し頑丈な塹壕を作っていたようです。この戦いで1万人が命を落としたそうです。

 この悲惨な戦いの慰霊のために作られたのがMemorial Hartmannswillerkopfです(青印)。このアールデコ調の記念館に入ってみましょう。中央には彫刻家アントワーヌ・ブールデルの作品が飾ってあります。

 2014年のオープン以来、数多くの人々が見学に訪れています。館内ではフランスの視点とドイツの視点の両方から第一次世界大戦をわかりやすく紹介しているそうです。

 100年ほど前までは戦場となっていたブルーラインも今はこんなのんびりした風景に変わっています。

 放牧された乳牛から作られているのがマンステールチーズ。ここはFerme-auberge du Kohlschlag(オレンジ印)。3世代にわたってチーズ作りが続いてきた農家です。

 「1キロのマンステールを作るのに8〜10リットルの牛乳が必要です」とエロワさん。

 熟成期間は21日間ほど。その間、二日おきにひっくり返し、塩水で洗います。施設内にはオーベルジュがあり、地元の料理をいただきます。

 お腹がいっぱいになったら腹ごなしに山道をサイクリング。ヴォージュ山地で最も高い場所グラン・バロン(Grand-Ballon)に向かって走ります(緑印)。もちろん電動アシストなので楽々です。

 「この道は第一次世界大戦の時にフランス軍が作ったものです。全長約25キロほどあります」とガイドさん。

 頂上まではまだ数百メートルあるようですが、これくらいにしてそろそろ今晩の宿Luxhofへ向かいましょう(赤印)。村の教会の斜向かいにある、18世紀の家を改築した民宿が今晩の宿。広々としたお部屋の窓の下を小川が流れています。朝食付きでたったの49ユーロ。

 翌朝は、近くの岩山へ。ここにも大戦の跡が残っていました。

 「この岩山をフランス軍から奪還するためにドイツ軍は4時間の間に約25,000発の砲弾を撃ち込んできたんです」とガイドさん。

 25,000発とはすごいですね。雨あられとはこのことか・・・。

 そしてこの岩山には全長50メートルほどのトンネルが掘られていました。

 さて、第一次世界大戦を振り返る今回の旅の費用は、戦場跡見学が8ユーロ、記念館の入場料が5ユーロ、食事が23ユーロ、自転車のレンタル料が半日で13ユーロ、宿泊代が49ユーロ、岩山見学が10ユーロで、締めて108ユーロ(約14,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、私は中学でドイツ語の教師をしている。ホロコーストの話をしていると生徒の一人が手を上げていった。『先生、ローコーストって、費用が高くない時に使うんじゃないですか?』[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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チョコパン騒動 [フランスのグルメ]

 11月15日はボジョレヌーボーの解禁日でした。

 日本に遅れること8時間。ボジョレヌーボーの里ボジュー(Beaujeu)でもカウントダウンで解禁されました。その映像に興味のある方は→こちら

 カウントダウンと鏡割り(?)はあのスケーターのフィリップ・カンデロロでした。

 こんなところで活躍しているとは!なんかいいやつですね。

 それはともかく、花火も上がって賑やかですねえ〜。松明のパレードもあったようで、村をあげてのお祝いでした。

 一方、同じ日、料理界ではこんなことが起きていました。

Paris_Toulouse.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年11月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 これはツイッターにアップされたビデオ。

 「ねえ、これは何?」

 「これかい?ショコラティーヌだよ」

 「やっぱりな・・・エレーヌ、これは何?」

 「ああ、ショコラティーヌよ」

 「やっぱりチョコラティーヌじゃないか。これは絶対にショコラティーヌ。ショ・コ・ラ・ティーヌ!」

 こちらのお三方はいずれもシェフ・エトワレ。ミシュランガイドのお墨付きのシェフです。

 どうしてこんな映像がアップされたかといえば、エリゼ宮の料理長ギヨーム・ゴメズがツイッターでこんなことをつぶいたからなのです。

 お皿に乗った二つのパン。ギヨームさんが言うには、右はショコラティーヌで、左はパン・ オ・ショコラ。

 どこからどう見ても同じチョコパンなんですけどね。

 このつぶやきを見た先ほどのシェフ・エトワレ3人組が、あれはパン・ オ・ショコラなどではない!あれはショコラティーヌだ!と声を上げたわけです。

 「実際は皆、仲がいいんですよ。仲がいいからこそこんなことができるんです。わざとこんなことして楽しんでるんですよ」とミッシェル・サランさん。

 先ほどのビデオで、ショ・コ・ラ・ティーヌ!と叫んでたシェフです。トゥルーズにお店があるらしい。

 「これはちょっとした遊びなんですよ。喧嘩してるわけじゃない。明日の金曜日が彼らにとって素晴らしいショコラティーヌ・デーになることを願ってます。僕はパン・オ・ショコラを食べるけどね[あせあせ(飛び散る汗)]」とギヨームさん。

 こちらはバラ色の街として知られるトゥルーズのパン兼お菓子屋さん。

 「ミッシェル・サランたちの言う通りだと思いますね。ショコラティーヌの方が全然いいですよ」とパン職人。

 お店にやってきたお客様がお買い求めになったのは・・・チョコラティーヌ。

 「鐘の音みたいに聞こえるでしょ、ショコラティ〜ヌ♪ この方がずっといい感じ」と女性客。

 しかし、フランスではこのチョコパンをショコラティーヌと呼ぶ人は少数派。パン・オ・ショコラと呼ぶ人が圧倒的多数。

 でも、この一件で全国に広まったでしょうから盛り返すかもしれません。

 このパン、見ているうちになんだか食べたくなってきた!


******* フランス人のつぶやき *******

今日、パン・オ・ショコラを食べながら出勤していると、車のドライバーたちがジロジロこちらを見ている。何事かとふと振り返ると、鳩が10羽並んで後を付けてきていた

VDM(Vie de Merde)より



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消防士とカレンダー [トピックニュース]

 もうあと6週間でクリスマスだそうです!だからってなんなのよ、なのですが、早いですね!

 ストラスブールのクレベール広場に設置された巨大ツリーは飾り付けの準備の真っ最中。こんな具合だそうです。→こちら

 向こう側に写る大聖堂の尖塔と仲良く肩を並べているように見えます。

 今月末にはクリスマス市も始まるので、それまでには美しい姿を見せてくれることでしょう。

 去年は大変でしたよね。一本目が折れそうになって二本目を設置したら、これまたヒビが入って危ない!となり、三本目にしてやっとツリーが出来上がったのでした。

 今年は大丈夫そうです。

 さて、年末になると登場するのが翌年のカレンダー。

 フランスでは消防士さんがカレンダーを製作して家々を訪ねて売るというのが慣わしになっています。

 フランス北東部の小さな村シャトー=サラン(Château-Salins)の消防士さんたちは、こんなカレンダーを作ったそうです。

Paris_ChateauS.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 「今年はいつもとちょっと違っておもろいわね。何しろ消防士が子供たちだからねえ」とマダム。

 確かに、いつもならがっしりとした肉体のお兄さんたちが、男の色気を目一杯発散して写っているはずなのですが、今年はなんと子供たち。

 その撮影の時の様子がこれです。子供にはちょっと大きすぎますが、本物の消防士さんのヘルメットと消防服を着せてもらって、どの子も楽しそう。

 2019年のカレンダーには、こんな写真や、あんな写真、さらにこんな写真が掲載されているそうです。かわいい!!!

 どの子も消防士さんたちの実子だそうです。だから皆んなリラックスできていたのかな。

 「来年は子供たち、つまり未来の消防士たちの写真にしようと決めたんですよ」と本物の消防士さん。

 「こんな風に構えて写してもらいました。とても嬉しかったです」と男の子。

 「消防士は好きですか?」と取材班。

 「はい、好きです。人の命を助ける仕事だから」と別の男の子。

 どうもこのカレンダーには値段が付いておらず、購入する方しだいのようです。

 どちらかというとカレンダーは寄付の代わりのお礼の品のようなもの。2,000部が印刷され近隣の町や村に配布されるそうです。

 こうして集められた寄付金は消防士の待遇改善のために使われるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、消防に電話して、『木の上に上がったまま45分経っても降りられないでいるの。パニックになりかけているわ』と説明した。うちの猫かって?違う、違う、私の彼のことよ」

VDM(Vie de Merde)より



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道路整備 [イタリア]

 一瞬、暖房が頭をかすめるくらい気温が下がってきました。11月も半ばになるとさすがに寒くなってきます。

 昨日は風があったせいか、外出中は思わず上着のボタンを全部閉めて歩いてしまいました。そろそろコートの出番かもしれません。

 さて、ヨーロッパ各地ではクリスマスの準備が始まったようですが、イタリアのローマは少々困った問題を抱えているようです。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2018年11月13日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 犬も歩けば “遺跡” に当たると言ってもいいくらい街のあちこちに遺跡の残るローマ。

 しかもどれも2000年以上も前のものばかり。その歴史の古さに思わずため息が出てしまいます。

 しかし、視線を足元に向けてみましょう。

 ありゃりゃ、道路がでこぼこ。アスファルトがひび割れてしまってます。これじゃあ自転車も自動車も走りにくいことこの上なし。

 アントニオさんは毎日事故に合わないかとヒヤヒヤしながら車を運転しています。

 「ひどい状態ですよ。ここなんか10センチほどの段差ができてます」

 新しい市長が誕生して新生の行政に期待していましたが、状態はさらに悪くなっているとか。

 専門家の試算によれば、これらの道路を整備するためには15億ユーロの費用がかかるらしい。

 すでに赤字を抱えているイタリアにとっては重すぎる支出です。

 一昨年の選挙で新市長になったのがこの方、ビルジニア・ラッジさん。

 選挙期間中、当選した暁にはローマの道路整備に着手すると市民に約束していました。しかし、未だその気配もありません。

 ラッジ市長を支援してきた現在の政府も、高齢者や低所得者への支援が優先だとして、1億8000万ユーロの補助金を取り消してしまいました。

 梯子を外されてしまった形のラッジ市長、政府と戦うとおっしゃっていますが、ちょっと難しいのでは?

 業を煮やしたローマ市民は10月末、もういい加減にしてくれ!とデモに訴えました。

 こちらの女性は、25歳になる娘さんを交通事故で亡くしました。道路の不備が原因の事故でした。そのため、こんな活動を始めました。

 「道路がひび割れたり陥没したりしているところにペンキで印をつけることにしました。こうしておけば多少は事故を防げると思うんです」

 ドライバー協会は、スクーター事故の5台に1台が、また自動車事故の10台に1台が道路の不備が原因であるとして、市を告訴する構えです。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、父からスクーターをプレゼントしてもらって一ヶ月になる。そして父が出勤するのにそのスクーターに毎日乗るようになって一ヶ月になる[あせあせ(飛び散る汗)]


VDM(Vie de Merde)より


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ホタテ祭り [フランスのグルメ]

 11月10日、あのコンピエーニュでドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領が一緒に式典に出席しました。

 その映像に興味のある方は→こちら。仲良しですねえ〜。

 ご存知のように翌日の11日にはパリのアンヴァリッドで各国首脳が出席して式典が行われました。

 アメリカのあの方も来てましたねえ。パリに到着早々エリゼ宮でマクロン大統領と会談したそうですが、その後あのザ・ビーストの別名を持つ装甲リムジンに乗り、排気ガスを撒き散らしながらエリゼ宮から出て行ったとか。

 とにかくすごい煙だったらしい。フランスは今、ガソリンの値段が上がって問題になってますからねえ〜。この辺りをメディアに突かれてしまいました。

 そんなこんなで先週末は第一次世界大戦一色だったフランスですが、ノルマンディー地方ではこんなお祭りが開催されたそうです。

Paris_PortEnBH.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 バッグに入れようとしてなかなか入らない。何を入れようとしているかと言えば、帆立貝です。

 英国の漁師さんたちとゴタゴタはあったものの、漁はうまくいっているようで、2004年から始まったホタテ祭りは、例年通り今年も開催となりました。

 この人出!毎年土日で約50,000人が集まるそうです。

 「それでどのくらいですか?」と取材班。

 「20キロですよ」と男性。

 「新鮮ですよ。スーパーで買うのとはまるで違います」と別の男性。

 このお祭りに参加したのは22隻の漁船です。

 ホタテの値段は1キロ当たり最大で5ユーロといいますから超破格のお値段!みるみる売れていったそうです。

 会場ではホタテ料理もふるまわれました。こちらはオリーブ油をまぶして鉄板焼きに。美味しそう!付け合わせはネギとピーマンの炒めもの。

 「ピーマンの味がするけど、ホタテの味を引き立ててますよ」と女性。

 このマダム、ブルターニュ地方のマーク(渦巻き模様)のついた帽子をかぶってますね。ブルターニュ地方からいらっしゃったのかもしれません。

 フランスのホタテの漁獲高は年間150,000トン、その消費量は世界第2位だそうです。

 1位がどこなのか少々気になります・・・。

 年末のご馳走というと必ず登場するのがこの帆立貝。いくら殻付きとはいえ1キロ当たり5ユーロは「もってけ泥棒!」に近い値段ですね。大勢人が集まるのがわかる気がします。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、“サバイバル” という名の新しいゲームを始めた。つまり、月末まで5ユーロポッキリで生活するというゲームのことさ」

VDM(Vie de Merde)より



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30ユーロで晩ご飯42 [お料理実践編]

 月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。お久しぶりですねえ〜。

 30ユーロで4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 本日の挑戦者は2つ星レストランのシェフ、ジャン=フランソワ・ピエージュさん。いくつかレストランを開業されているようですが、パリ8区のLe Grand Restaurantは2つ星のようです。

 この番組は節約晩ご飯なので高価な食材はNG。どんな料理を作ってくれるのでしょう?

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 この方がシェフ・エトワレ(ミシュランの星を獲得したシェフ)のジャン=フランソワ・ピエージュさん。レストランの厨房は体育会系ですね(笑)。

 それはさておき、30ユーロをシェフに渡して、食材を揃えていただきましょう。

 「地元産のものなら高くないですし質もいいですよ。それに料理はお金をかければ良いというものではありません。むしろ旬のものをいただくというのが大事です」とシェフ。

 まずは八百屋さんへ。見つけたのは根セロリ。さらにニンジンも買うようです。ニンジンはメイン料理に使うとか。

 あれだけ立派な葉のついたニンジンは、東京のスーパーではとんと見かけません。あの葉も料理に使うのかしら???

 その他、カブ、ニンニク、トマト、タイム一束、玉葱2個も購入。そして、デザート用にクェッチという名のプルーンのような果物も追加購入。これが全部で13.44ユーロ、残りは16.56ユーロ。

 次はメイン料理に使うお肉を買いにお肉屋さんへ。豚の背肉を約800グラム購入。これが8.93ユーロで、残りは7.63ユーロ。

 お肉屋さん、この機に乗じて有名シェフと記念撮影。

 最後は乳製品のお店にやってきました。ここでは玉子3個、牛乳1リットル、生クリーム1カップを購入。合計で3.40ユーロ。手元に残ったのは4.23ユーロ。

 あれえ〜、結構残りました。こんなに残していいの???

 しかし、シェフ・エトワレに迷いはありません。では調理の開始!

 まずは根セロリを使った前菜から。

 根の部分は皮をむいてスライサーで千切りにします。よく見ると一つ一つが凸凹でソースがよく絡むそうです。そのソースは生クリームとマスタードと塩・コショウで作ります。根セロリに絡ませ、葉を刻んでトッピングしたら出来上がり。

 次はメイン料理。

 カブ、ニンジン、玉葱、トマトをざく切りにして鍋に入れます。豚肉は塩をして野菜の上に乗せ、最後にタイムを加えて蓋をしたら2時間ほどオーブンに入れて火を通します。

 その間にデザートを作ります。

 クェッチの種を取り半分に切ったらフライパンで火を通します。ジューシーでとろっとしてきたら火を止めます。

 別のフライパンで砂糖入りのスクランブルエッグのようなものを作ったら、トーストしたパンに塗り、先ほどのクェルチを乗せて煮汁をかけたら出来上がり。三種類の食感と味が楽しめそうなデザートです。

 お鍋の豚肉料理も出来上がったようです。ではいただきましょう!

 二つ星シェフの料理は妙に手の込んだものではなく、誰にも作れそうなお料理でした。

 野菜とお肉を鍋に入れてそのままオーブンで火を通すなんて、楽々ですね。一度、作ってみようかな・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、私の誕生日なのに家族全員が忘れていた。で、結局、バースデーケーキではなく、夕食のローストポークにろうそくを一本立てて吹き消すことになった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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週末はバーデン=バーデンで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はドイツ南部の都市バーデン=バーデンを旅します。

 パリからは列車で3時間あまり。バーデン=バーデンと言えば・・・温泉!そして、30人に一人が億万長者と言われるヨーロッパ有数の保養地!

Berlin_BardenB.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月4日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 結婚式を挙げたばかりのカップル。

 「ここは結婚式を挙げるにはぴったりの街なの」と若奥様。

 温泉地として発展を遂げたバーデン=バーデンは19世紀の街並みが印象的です。当時、ヨーロッパには2つの都があると言われていたそうです。一つは冬のパリ、もう一つが夏のバーデン=バーデン。

 「のんびりできて、とても住みやすい街ですよ」と男性。

 のんびりできる理由はやっぱりこれでしょうか?そう、温泉です。カラカラ浴場でタオルと水着をレンタルしたら、早速、温泉に浸かりましょう(青印)。

 「サウナもありますからねえ。身体だけでなく心を休めるのにも適した施設ですよ」と男性。

 19世紀、ロシアの皇后、政治家、作家などヨーロッパの各地から有名人が保養のためにやってきたそうです。

 「ドフトエフスキーの世界がここにあるという感じです」と女性観光客。

 「フランスからはもちろんのこと、ロシアや英国からもお客様が見えますよ」と観光ガイドの男性。

 温泉に浸かってすっきりしたところで、お昼をいただきましょう。ここはCafé König(オレンジ印)。100年ほど前からお店の前に列ができるほど人気。旅人さんがこのお店を選んだ理由は、この食後のデザート。大きなケーキ!メインのお食事が少々軽めだった理由がわかります。

 「見た目もきれいで、ビッグサイズですし、味もフランスのお菓子と同じように繊細なんです」と地元の男性。

 お腹がいっぱいになったら、ドイツで最大の劇場フェスティバル・ホールを訪ねてみましょう(赤印)。この日は、ジョン・ノイマイヤーの振り付けでバレーの公演が行われることになっています。今はリハーサルの真っ最中。

 夜の公演までの間に、今晩の宿へと向かいましょう。そこは修道院Kloster Lichtenthal(こげ茶印)。お部屋には聖人の名前が付けられています。今晩泊まるのは聖アンナの部屋。小ぎれいでアメニティーも充実。普通のホテルと変わりありません。そしてすぐ隣には教会もあります。

 さて、そろそろフェスティバル・ホールでのバレーの公演の時間です。会場は満席。演目はトルストイ作「アンナ・カレーニナ」。現代のバレーになっていました。

 「まさかドイツでトルストイの作品を見るとは思っていませんでした」とロシアからの観光客。

 さて、翌朝は美術館Museum Frieder Burdaで現代アートを鑑賞しましょう(水色印)。森の中に忽然と現れる白い立体の建物は建設当時、物議を醸しました。

 「出来た当初は評判が悪く大変でしたが、今ではその逆でとても気に入っていただいています」と美術館の方。

 次は、フランスの実業家でバーデン=バーデンの名誉市民にもなったジャック・ベナゼの残した施設へ行ってみましょう。

 それはカジノ(緑印)。1838年に彼が作ったものです。トルストイやマレーネ・ディートリッヒも、ここで賭けを楽しんだそうです。ドフトエフスキーに至っては、賭けに負けて全てを失ってしまったとか。奥さんの靴までも賭けたようです。

 次は、ド・ゴール将軍にまつわる場所を訪ねてみましょう。バーデン=バーデンから少し離れた Fremersbergという村にあるこの建物(黄緑印)。1968年5月当時(5月危機)、ドイツに駐屯していたフランス軍の司令官マシューの家でした。危機に直面したド・ゴールがここに訪ねてきたそうです。

 さて、最後に旅人がやってきたのは、1877年に作られたもう一つの温泉施設Friedrichsbad Baden-Baden(紫印)。温泉の大浴場を独り占めです。丸天井も眺めながらプカプカ浮いて気持ち良さそう。贅沢ですね〜。

 さて今回の旅の費用は、カラカラ温泉が20ユーロ、カジノが5ユーロ、Festspielhausは30ユーロ、宿泊代が80ユーロ、食事代が30ユーロ、美術館が14ユーロ、温泉が25ユーロで、締めて204ユーロ(約26,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、仕事のストレス解消のために会社を病欠にして、会社から40キロも離れた温泉で、一人でまる一日過ごすことにした。二つ目のジャグジー風呂に入ろうとした時、上司とばったり出くわした[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より



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休戦の客車 [トピックニュース]

 日本人にはあまりピンとこない第一次世界大戦の休戦記念日。フランスにとっては重要な日らしく祝日になっています。

 とは言って、今年は日曜日と重なってしまったのでちょっと残念。フランスには振り替え休日なんてシステムはないらしい。

 それはさておき、その休戦協定が結ばれたのは100年前の1918年11月11日のことでした。

 場所はパリから60〜70キロほど北東に行ったところにあるコンピエーニュの森。ここに置かれた列車の客車内で締結されました。

 この客車、数奇な運命をたどります。

Paris_Compiegne.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France2で2018年11月8日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここが休戦協定の舞台となった場所。

 レールは残っていますが、当時を物語るのはこの記念館だけ。ここではその時の様子がジオラマで再現されています。

 ドイツ代表の乗った列車とフランス代表(正確には連合国代表)の乗った列車がコンピエーニュの森に到着します。勝者は堂々と記念撮影、敗者はそのようなことをする立場にありませんでした。

 そして、両者が乗り込んだのがこの客車です。ヴァゴン・ドゥ・ラルミスティス(Wagon de l’Armistice)(休戦の客車)と呼ばれています。

 こちらはその実物大のレプリカ。テーブルに椅子。さらに電話も設置されていました。フランス政府と客車を結ぶ電話です。

 話し合いが始まりました。しかし、それは話し合いと言えるようなものではなかったようです。

 「あなたの目的はなんですか?」と連合国代表。

 「連合国からの提案を聞きに来ました」とドイツ代表。

 「提案などない!」

 「えっ!?」

 「休戦したいのか?それともしたくないのか?」

 「したいです」

 こんな具合だったそうです。

 「何が何でもドイツ軍をズタズタにする必要があったのです。ドイツにとってこの協定は侮辱的なものだったと言えます」と歴史の専門家。

 兎にも角にもこうして第一次世界大戦は終結したのでした。

 “休戦の客車” はパリに運ばれ、アンヴァリッドの中庭に展示されたそうです。

 時は流れて1940年。今度はあのヒトラー率いるドイツがフランスとの休戦協定を結ぶために、この “休戦の客車” を指定しました。

 復讐の舞台は整いました。今度はドイツが勝者でフランスは敗者。

 ヒトラーは勝利のトロフィーでも持ち帰るようにこの客車をベルリンまで運び、市民に公開したそうです。

 しかし、第二次世界大戦末期、ヒトラーの命令でSSが火を放ち、“休戦の客車” は跡形もなく焼けてしまったのでした。

 貴重な歴史的財産だったのに・・・ああ残念。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、地下鉄に乗った。バッグがいっぱいだったのでサクソフォンをそのまま首にかけて乗り込んだら、乗客の半分が別の客車に移っていった[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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