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個性ある小さな市町村3 [リムザン地方]

 今週は「個性ある小さな市町村(Petites Cités de caractère)」の称号を持つフランスの市町村を紹介しています。

 シリーズの三回目は、リムザン地方にある人口1,700人ほどの小さな村ル・ドラ(Le Dorat)を訪ねます。

 今回はどんな特色を持つ村なんでしょう?

Paris_LeDorat.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年10月24日に生放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 中世以来、宗教の中心地として栄えたのがル・ドラです。

 最も知られているのが、このサン=ピエール・コレジアル教会。存在感のあるロマネスク様式の教会です。

 そしてこちらが、城壁の門。ル・ドラはかつては城壁に囲まれていました。

 さらに、こちらは個人のお屋敷だった建物です。

 「この裏あたりにはこの村にしかない建物が並んでます。それにお花も咲いてきれいですよ」と女性。

 「修道院もあれば古い門もあります。それに城壁も残っています。のんびり散策するのも楽しいですよ」と別の女性。

 そんなル・ドラが「個性ある小さな市町村」の称号を獲得したのは今から2年前のこと。

 これだけ見事な建築物が集まっているとなると称号を手に入れるのは容易いように思いますが、それなりの苦労があったようです。

 建物の修復や日頃のメンテナンスが重要でした。そう言われると、手入れが行き届いているのがよくわかります。

 ここはサン=ピエール・コレジアル教会。ファサードも中も見事ですね。そして修復は今も続いています。

 村には宗教施設があちこちに残っています。例えばこちらのお宅。階段を上がって居間に向かうと、なんとそこはかつての礼拝堂でした。

 19世紀に建てられた礼拝堂だそうです。そう言われると天井の形が19世紀風ですね。

 こちらも修復作業が続いているそうです。そして、一般の人も自由に見学ができます。

 「この村の人たちは小さい時からオープンな状況の中で育ってきたんです」と家主。

 それにしても礼拝堂付きの居間とはおどろきです。

 さて、こちらはアーティスの皆さんの住まいと展示場が一つになった施設。

 鐘の合図と共に活動が始まります。

  こちらは陶器工房。見学者は自由に陶器づくりの現場を見ることができます。

  ソフィーさん、作品を作るだけでなく教えてもいるそうです。

  そしてこちらは牧場。この村では、来年の7月に羊の毛刈り国際コンテストが開催されるそうです。

  当日は50,000人ほどの人出が見込まれ、村の新しい個性を引き出してくれる機会になるかもしれないと期待されています。

  続く・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、教会で行われた妹の聖体拝領の式で思わず泣いてしまった。信心深い両親も感動していた。とは言っても私の場合、感動の涙ではなく、あまりに勢いよくあくびをしたせいで顎がひどく痛かったからだ [あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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