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週末はドゥブロヴニクで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。今回はクロアチアのドゥブロヴニク(Dubrovnik)を旅します。

 パリからは一回乗り換えの空路で4時間弱。ヨーロッパで人気の観光地だそうです。

 では出発!

Croatia_Dubrovnik.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2018年11月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 まずはロープーウェイに乗って標高400メートルほどのスルジ山の頂まで上がってみましょう。所要時間は5分。見下ろせば、こんなに美しい風景が眼下に広がります。アドリア海の青、積み木のような家のサーモンピンクの屋根。

 ドゥブロヴニクは城壁に囲まれた街です。このピレ門から中へ入ってみましょう(青印)。

 ここは世界遺産に登録されている旧市街。スラブ文化とラテン文化の融合した建物の並ぶ小さな路地をぶらぶら散歩しているとルジャ広場に出ます(赤印)。ベネツィアのサンマルコ広場並みの賑わい。

 その一角にあるのがクロアチア人僧侶のブロンズ像。観光客がやってきては鼻を触るのでそこだけピカピカ。

 「どうして鼻を触るんですか?」

 「残念だけど、知らないわ」

 「鼻に触っておかないといけないらしいのですが、どうしてだかはちょっと忘れました」

 どうも鼻に触ると幸せになるらしい。

 ドゥブロヴニクはラグーサ共和国として15世紀から16世紀にかけて繁栄を遂げました。建物を見てもその繁栄ぶりが伺えます。

 しかし、1667年の大地震で街の4分の3が壊滅してしまいます。このルネッサンスとゴシック様式が融合した見事な建物は運よく難を逃れた建築物の一つ。16世紀に建てられたスポンザ宮殿です(緑印)。

 大地震以来、幾つもの戦いを経験してきたドゥブロヴニクですが、つい最近のものが建物に残されていました。1991年のユーゴスラビア崩壊から4年間続いた紛争です。ユーゴスラビア人民軍の攻撃は7か月も続きました。

 「私は子供を連れて町を出ました。ここで暮らすことなどできませんでした」と女性。

 そんな悲しい出来事がありましたね。当時、私はイタリアを旅しながら、このアドリア海の向こうでは戦争が起きているんだなあと思ったりしました。

 さて、次は城壁巡りへと出発しましょう。約2キロの道のりです。途中、あちこちで面白い発見があります。印象的なこのサーモンピンクの屋根々々。紛争後に修復されたものだそうです。

 「この屋根は町の修復のためにトゥルーズから提供されたものです。微妙に色合いが異なりパッチワークのようになっていますが、それが町に活気を与えています」と男性。

 さあ、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。重いスーツケースを抱えて階段を上がっていきます。それだけの価値があります。テラスとプール付きの宿、しかも旧市街とアドリア海を一望できます。

 自宅の一部を宿泊施設にした言わば民宿のような施設。シーズン中の7ヶ月間だけ宿泊客を受け入れ、残りの5ヶ月間は休業だそうです。

 次はカヤックで海の散歩を楽しみましょう。このロケ、どうも夏に行われたようです。この岸壁では間もなく飛び込み大会が開催されるそうです。

 次はボートでアドリア海に浮かぶある島を訪ねます。

 「夏季は1日に12〜15回ほど島を往復しますから、結構、忙しいですよ。それにボートの運転には細心の注意が必要ですからねえ」と船長さん。

 やってきたのはロクルム島(黄緑印)。ここでは様々な地域から集められた植物や動物たちが暮らしています。人ごみを逃れて静かな時間を過ごすことができるそうです。

 そろそろお腹がすいてきました。美味しいものでもいただきましょう。

 本土に戻ってやってきたのが海辺で開かれている青空市。地元の食材を見て回ったら、郷土料理を出してくれるお店へ向かいます。ここはドゥブロヴニクから車で30分ほどのところにあるレストランKonoba Vinica Monkovicへ(オレンジ印)。

 この店で出してくれるのがペカ(peka)と呼ばれる料理。羊肉、仔牛の肉、野菜を鍋に入れたら炭火の上に置き灰をかぶせ1時間半から2時間かけて焼き上げます。蓋をあけると・・・全体に火が通って、これは美味しそう!

 お腹いっぱいになったら、城壁の向こうの岩場にできたカフェで一息つきながら夕日が落ちるのを待ちましょう。

 さて今回の旅の費用は、宿泊代が70ユーロ、食事代が20ユーロ、カヤック代が30ユーロ、城壁巡りが20ユーロ、ロープーウェイが20ユーロ、ボートの島巡りが30ユーロで、締めて190ユーロ(約24,000円)でした。


******* フランス人のつぶやき *******

今日、婚活サイトで知りあった男性とデートした。概ね良好。しかし、気温が上がり始めて、暑いからと言い残して彼がテラスに出て行った。そしてそれっきり戻ってこなかった・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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