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砂のクレッシュ [バチカン市国]

 アメリカの中間選挙で下院の過半数が民主党になったようですが、あれは年明けにならないと有効にならないんですってね。こんなに待つとは知らなかったです。

 ロシア疑惑で完全に外堀を埋められてしまったトランプ大統領ですが、来年、実際に下院の過半数が民主党になってから、どっと進展する可能性が高いというもっぱらの噂です。

 そうなるといろんな資料が公になって興味深い事実がわかるかもしれません。

 それはさておき、キリスト教最大のイベントの一つが、キリストの誕生を祝うクリスマスですが、バチカンのサン・ピエトロ広場には、その誕生の瞬間を再現した彫刻が設置されているそうです。

Italy_Vatican.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2018年12月19日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 12月7日金曜日の夜、サン・ピエトロ広場では彫刻のオープニングセレモニーがとり行われました。

 白い幕が落とされると彫刻が姿を現しました。幅16メートル、高さ5メートルの巨大な彫刻。

 素材は何かといえば・・・砂。

 集まった皆さん、全員がスマホで写真撮影!

 「砂でできてるそうですが、石のようですね。ちょっとやそっとでは壊れなさそうに見えます」と男性。

 「砂を使った彫刻はビーチでよく見かけますが、ここのは本当に素晴らしいですね」と女性。

 制作が始まったのは11月の中旬。全部で720トンの砂がトラックで運ばれてきました。

 まずは水をまき砂を押し固めます。それから公募で選ばれたアーティスト4人が、紙に描いた絵をもとに像を掘り出していきます。

 「中央に聖家族、つまりキリスト、マリア、ヨセフがいます。そしてその上にいるのが天使です。右には東方の三博士、左には羊飼いがいます」

 素材が砂だけに雨風を避けるために屋根が取り付けられています。

 来年1月13日まで展示されているそうです。その後はブルドーザーで取り壊されるそうです。なんだか勿体無いですね!

 この砂の彫刻は、人間という存在の儚さについて教皇フランシスコが考察したことを表しているとか。

 「クリスマスの期間が終わると、作品は姿を消し砂に戻るのです」と女性。

 なるほど・・・。

 今年は約150万人の見学者が予想されているそうです。

 彫刻のすぐそばには、アルゼンチンの詩人ホルヘ・ルイス・ボルヘスの言葉が記されているそうです。

 “一生は、まるで石でできているかのように砂の上に作られていることを知らなければならない”


******* フランス人のつぶやき *******

今日、50トンもの砂の中に、たった一つあったレンガにつまずいて転んだ [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より



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