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暖炉 1 [オブラック地方]

 ごぶさたしました。高熱を伴ったひどい風邪を引き込んでしまい、休眠を強いられました(涙)。

 休日に病気になるといろいろきついですねえ〜。幸いインフルエンザは免れましたが、それとあまり変わらないくらいひどい目にあいました。

 最後にかかりつけのお医者さんに診てもらってホッと一息。そして「それじゃあったかくして、きちんと食べて風邪がひどくならないようにしてくださいね」と言われて、ああ、そうだなとつくづく思ったのでした。

 そんなわけで、今日から4回のシリーズでフランスの各地にある暖炉を紹介します。途中、日曜日と月曜日はいつもの恒例の週末旅を節約晩ご飯を挟んで紹介します。

 第一回目の今日は、フランス南部オブラック地方の小さな村を訪ねます。

Paris_StComDO.jpg

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2019年1月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 丘の上に廃墟となったお城が見えるサン=コム=ドルト(Saint-Côme-d’Olt)。冷たい冬の風が谷にある家々に吹き下ろしています。

 そういう時は暖炉の出番。住人が薪を拾って帰ってきました。すでに蓄えた薪もたくさんあります。

 なんかちょっと素朴でワイルドな暖炉ですね。その前に椅子を並べて暖まります。

 ここの暖炉は暖まるだけではありません。お料理もします。お鍋が火の上に置かれています。

 「祖母が作ってくれたスープを作っています。祖母はこうして7時間半から8時間煮込んで、翌日、家族がテーブルを囲んで朝食に頂いてたんです」とジゼルさん。

 暖炉には3世紀にわたるここの家族の歴史が刻まれています。暖炉の中に置かれたクッキングオーブンには1790の文字が・・・。

 年代物ですね。今でも使ってるのかしら???

 暖炉のこちらの壁には棚があります。ここならお料理を冷めさせずに保存しておくことができるとか。

 というのも、棚の下にはまだ火の残った灰を入れておくことができるからです。

 お鍋は上から吊るしておくこともできます。なんだか囲炉裏の感じですよね。

 そしてこちらのコーナーには食器洗い専用のお部屋が設けられていました。

 「ここは毎日、家族が過ごしていた部屋です。暖炉のせいで天井は真っ黒に煤けています。その下にはソーセージを引っ掛けておかけておくための古い棒が取り付けてあります」

 さて、お客様がいらっしゃいました。まずは暖まっていただきましょう。暖炉の前にご案内します。

 「私が小さい頃、祖母がここに連れてきてくれました。祖母は暖炉の前で編み物をしていたのを覚えています」と女性。

 このお宅の外観はこんな感じになっています。屋根にはもくもくと煙を吐き出す大きな煙突がありました。

 続く・・・


******* フランス人のつぶやき *******

今日、食事の最中に、祖母がにっと笑った瞬間に、入れ歯がスープの中に落ちた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より



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